縁あって、知り合いになりました元総務省情報化統括責任者(CIO)補佐官の大塚寿昭さんから「開成町の印象」を伺い、文章にしていただきました。
※略歴:1949年生れ、1973年日本アイ・ビー・エム(株)入社、大学講師などを経て2003年から2007年まで総務省CIO補佐官。現在、(一財)国際平和協会評議員。
————–
「開成町の印象」

開成町は山紫水明の地。10数年前、初めて開成駅に降り立った時に最初に胸に浮かんだ言葉はこの「山紫水明」でした。会社員時代の古い友人が退職後、実家のある開成町に帰ったことを知り、訪ねてみたことが、この町とのご縁の始まりでした。

なるほど、飲み水がホントに美味しくて、最初に抱いた印象は間違いなかったと感心したと同時に、なんとなく落ち着いた町の佇まい、空気の清新さなどに惹かれて何度も訪ねてくるうちに、すっかり私のお気に入りの町になりました。

最近も友人を訪ねてみた際に、この町は人口が増え続けていると聞き、驚いたと同時に嬉しく思いました。私がこの町に抱く印象は、住まいを構えるのに適しているというだけでなく、積極的にここに住みたいと思う「何かがある!」ということですが、多くの人たちも(半ば直感的に)わかっているんだなぁと思えるのです。

開成町のキャッチフレーズは「田舎モダン」という言葉だということを知りました。今の開成町の佇まいを良く表しているように思うのですが、外部の人間としてその中身はどういうことでしょうかと友人に尋ねても、いまひとつはっきりした答えをいただけなかったのは残念なことでした。

例えば芸術家や作家など高度な知性を持つ人たちがその住居を構え、さらにその人たちを慕って若い芸術家たちが移り住んでくる。あるいは現代社会で最も先端を行く人工知能(AI)に携わる人たちなども、研究には静かな落ち着いた環境を好むものです。美味しい水がいつでも水道から飲める町、それだけでも魅力的に映るものなのです。

こうした高度な知性を持つ人々に積極的に働きかけ、文化の町開成町となっていけば、「田舎モダン」という言葉の実を実らせることができるのではないでしょうか?良いキャッチフレーズができたと満足しているのではなく、その実を実現していくことが大切なことではないでしょうか?
—————

高知県生まれで、長らく海外で生活された同氏にとって、開成町は風景が美しく、水が美味しいことが非常に魅力的であり、“住みたい”と感じていただける町なのです!そして、例えば空き家などを利用して芸術家(の卵)に移り住んでいただくことを働きかけることで、文化の町を創出できる可能性が十分にある!と推奨してくださっております。

国として少子高齢・人口減少社会に既に突入している中で、“令和”の新時代は、経済的なゆたかさもさることながら、“心のゆたかさ”が求められるものと予想します。

「教育の町かいせい」は、文化・芸術の面でも魅力を発信できる可能性を秘めているとの評価は有難く、今後、その可能性も是非追求してみたいと思います。