愚息の就活相談のため、下宿先まで行ってきました。父親としてではなく、一社会人・サラリーマン経験者のひとりとして。

まだ志望企業や業界が絞り切れておらず、かなりの迷いと焦りを覚えてました。身贔屓するわけではありませんが、これはこれで仕方ないと思ってます。私も22歳当時、”これをやりたい!”は正直特段見出せずにいました。働き甲斐は”業界トップでなく、従業員数が多くないところ”の方が見出せるという今思えば根拠不明の思い込みの下、決めました。親には一切相談せず、事後報告という勝手ぶりでした 笑。

私が就職したのは”バブル期”、近年の就活環境とは正に隔世の感があり、実体験はまったく参考になりません。SPI(Synthetic Personality Inventory 総合的な個性・性格評価)もエントリーシートもインターンシップ等々、制度的にも複雑になっています。

さらに、面接での質問や課題論文のテーマもボランティアなど学業以外での取り組み、これまで”自分で決めて”行動したこと、某駅前のエリアを再開発するとしたらどんな街にするか等々、独自性や自立性、独創性などを問うものが増えているようであり、企業が求める人物像も明らかに変化してます。

”協調性”などは重要視されなくなった印象です。しかし、実際は多様なタイプの人々が集まって組織のバランスがとれると考えられ、それはいつの時代にも日本・本邦企業では大事であると私は思います。

愚息には、各業界の将来性などに関する持論を伝えるくらいしかできません。友達や先輩との比較はせず、自分の意思・判断基準でぶれずに活動することが大事だと思う、とちょっとだけ格好良さげなことを言って帰ってきました。あとは自分で決めよう!頑張れ!