菩提寺 大長寺の施食会に出席しました。

施食会・施餓鬼会は回忌法要とは異なり、飢え苦しむ生類や弔う者のない死者の霊に、飲食物を供えて経を読む供養。

副住職の説明によれば、「3日後、あなたの命はなくなり、私と同じ餓鬼道に落ちる」と餓鬼に告げられた阿難尊者がお釈迦様に相談したところ、「お経を唱えながら食べ物を施すと、無数の餓鬼に施すことになり、施主も寿命を長らえ、仏道を証得できる」と教えられたことに由来するとのこと。現世にも当然通じる大事が教えです。施食棚が設けられ、野菜・果物・水・仏飯・乾物が供えられているのは、その逸話によるものです。
法要前に、潮音寺寺族が仏教讃歌を数曲披露してくださったことで、心も落ち着き、世俗の雑事から解放された気分となりました。

護持会総会における会計報告も無事終わり、お寺も新たな年度を迎えることができました。合掌。