明治大大学院 椎川先生(地域活性化センター理事長)の授業”地域おこし”の学外講義。
(11月22日~23日のことで恐縮ですが、こちらで記録に留めさせていただきます)
昨年は千葉県いすみ市を訪問。海産物を中心に地域資源が豊富過ぎて、海のない町に住む私にとっては応用が難しいとの印象もありましたが、いすみ米に関わる各種取組(有機稲作モデル事業、学校給食への有機米導入、有機米オーナー制度)や農事組合法人「みねやの里」の経営の仕組みなどは大変参考になり、今後に活かせる可能性を感じました。
今年は埼玉県加須市にお邪魔しました。市町、副市長以下担当部長・課長から直々に思いのこもったプレゼンテーションをいただき、しかもすべての講義が内容充実の動画付きと、”我が市を知ってもらおう!”との意気込みが強く伝わってきました。内容盛り沢山でしたが、リサイクル率向上への取り組みとスポーツに焦点をあてた地域活性化は非常に参考になり、応用可能であると感じました。
懇親会では、地方活性化センターに派遣中の公務員さんや地域おこし協力隊の方とも親交を深めることができ、非常に有意義でした。
講義の概要としては、
・雇用創出プロジェクトや、公立幼稚園の充実度が県内1位であること等が功を奏し、平成28年度は人口が社会増。今後は直近のデータ分析に基づき、30歳台女性にターゲットを絞ったシティプロモーション展開する予定。
・合併時、老朽化したふたつのゴミ焼却施設の問題に直面。”ごみ処理の安定化及び循環型社会の構築”との方針を掲げ、焼却灰の減少と分別の推進への取り組みを本格化。日本一のリサイクルのまちを目指し、平成27年はリサイクル率38.7%で全国5位。焼却処理量は約2割、最終処分量は約1割それぞれ減少。
・行政、医師会、中核病院主体でICT活用の地域医療ネットワークシステム”とねっと”を展開中。埼玉県は人口10万人あたりの医師数が47都道府県で最下位、加須市の属する利根保険医療圏はその埼玉県内10医療圏で最下位にあることなどへの対応策。健康寿命が現時点ではまだ伸び悩むなど若干苦戦されておるご様子でした。
・スポーツを通じて若者が集うまちを標榜!クライミング世界大会3回開催、女子高校野球や大学自転車ロードレースの全国大会などを開催。私立ですが市内の花咲徳栄高校が夏の甲子園で初優勝。
”力士”でお馴染みの創業270年 釜屋さんの酒蔵を見学させていただいた後、名物加須うどんを堪能した後、帰路につきました。
加須市の皆様、ご多忙の中、休日返上でお時間を割いていただいたこと、心より感謝申し上げます。
次回はマラソン大会でお邪魔します!