自治会の副会長(会計担当)の任期をあと1ケ月足らずで終えようとしております。2年間を振り返り、感慨に浸りたい気分ではありますが、現実的に片づけなければならない仕事があります。会計監査の準備、決算とりまとめ、次年度予算案の作成です。

昨晩、一気にやっつけました!

一般会計と特別会計それぞれの入出金再照合と領収証の確認、収入・支出各項目ごとの金額計算、次年度の各部予算希望と収支見込み額の整理等々。“数字”自体は好きなので苦ではありませんが、4百万円規模の収支を預かる身として間違いは許されず、500近い入出金項目を一件ずつチェックするにも相応の集中力を要し、正直疲れました・・・。

ただ、2年前に初めて回覧等を組長さんあてに配布して回った時にも感じたことですが、“こういう地道な作業を歴代の役員の方々が請け負っていただけたお蔭で組織は成り立つのだ”との感謝の気持ちと、その任をしっかり果たさなければならないとの責任感で何とかやり遂げました。

今年度の収支の特記事項としては、
①地区内の世帯、人口は増えているものの、自治会加入者は減少し、会費が減少しました。アパート2棟にお住いの方が、組長の受け手がなく脱退したことが響きました。本部の役員が組長さんの役割を担えば、脱退は阻止できましたが、負担の重さからその選択はできませんでした。災害時対応などにおける“自治の重要性”への理解を求めつつ、行事内容や組長さんの任務も適宜見直し、負担の軽減を図りながら、自治会加入率の低下に歯止めをかけなければならないとの思いをあらたにしました。

②公民館の使用料収入が大幅に増加したものの、電気料金も同程度増え、差し引きでは変わりませんでした。猛暑の影響が多分にあったとは思いますが、当公民館の冷暖房は使い放題で自治会負担であり、利用者負担ではないことも一因です。コイン式タイマーの導入か、利用目的によって時間あたりの冷暖房料金を設定するなど検討すべきかもしれません。

③備品等の老朽化にともなうコストが増加傾向にあります。今年度は事務室のエアコンと厨房の冷蔵庫が故障、阿波踊りの太鼓の革の張り替えもありました。次年度は金属疲労で破損したテントのフレームの買い替えの予算を計上予定です。

今後も各種備品や設備の老朽化に伴う修繕コストが減ることはないと思います。建設時の寄付金等の剰余金を貯めている基金がありますが、今後使用せざるを得ない状況が確実に見込まれるため、将来世代のためにも無駄遣いせず、大事に管理すべきだと思います。

次年度の予算案について。
子ども会への助成金を増額しました。子ども会が存続している自治会の中で、加入率が低い方から2番目の当自治会。加入率引き上げのためには活動内容が重要であること、子どもの都合ではなく親の都合によって未加入・脱退となるケースが多いことに如何に対処すべきかなど、議論を重ねておりますが、まずは加入世帯の会費の負担を軽減する案を提示します。

迫り来る大地震や昨年頻発した集中豪雨への備えとして、備蓄品の拡充をはかるべく防災基金への拠出額を増やしました。地域避難所の備蓄品を自治会と町のどちらが負担するのか決めはなく、何をどれだけ備蓄するかも自治会独自に決めてます。自治会未加入者や帰宅困難者も利用する可能性があることも踏まえれば、町で負担するか、折半すべきかと考えます。

これらの項目に限らず、総会にて会員の意見を伺った上で、後任にしっかり引き継ぎたいと思います。