時の人”前川喜平氏”の講演会に行ってまいりました。会場は超満員、当日券は準備されていないにも関わらず、キャンセル待ちの列ができてました。

テーマは「今、私がお伝えしたいこと」。『このテーマはとてもよい、なんでも話せる』と、まずは笑いをとってスタート、つかみはOKといった感じでした!
所用あり、誠に残念ながら最後までおれませんでしたが、聞けた範囲で強調されていたのは以下のようなこと。ことごとく憲法の条文を引き合いに出され、問題点を指摘されていたのが印象的でした。(神奈川新聞社さんの報道はこちらから)。

・権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対的に腐敗する。森友問題よりも、加計問題よりも、伊藤詩織さんの件が最も深刻。警察まで侵されてしまった可能性がある。
・官房長官が絶大なる権力を保持。党の公認をもらうことが目的化している恐れがある。
・官邸主導が増加。バランスのよいメンバー構成の中央教育審議会が、お友達ばかっりの教育再生実行会議の下部組織化。内閣法制局長の人事も問題なしとしない。NHK会長や最高裁判事の人事もしかり。
・メディアへの支配力も強まる一方。国民の心まで支配されるリスクを感じる。メディアは本来権力を監視するものだが、機能していない。
・北方領土問題と拉致被害者問題はこの5年間まったく進捗していない。等々。

いたって冷静に、終始笑いも交えてのお話でした。元の立場が立場ですから本音をすべてぶちまけるなんてことは一生ないとは思いますが、想像以上に具体的で細かい話が多く、憤りや危機意識は伝わってきました。