「学校のICT活用 後押し」 5/18付日経新聞などが報じています。
※ICT=Information and Communication Technology)。情報通信技術。

文科省は「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画」を策定(計画内容の詳細はこちらの文科省HPから)。学習用コンピューターを3クラスに1クラス文程度確保するなどの目標を定め、自治体を財政措置や助言などで後押しする、とのことです。
○電子黒板
電子黒板も普通教室ごとに1台、理科教室など特別教室用に計6台設置、ICT支援員を4校に1人配置とされてます。

情報活用能力が一層重要視される流れの中で、前向きな良い動きだと思います。電子黒板は授業の質の向上や効率化にとても役立つと考えられ、推進には従来から賛成派です。
○先進自治体 佐賀県
記事にもありますが、学習用コンピューターの整備状況で最も進んでいるのは、1台あたりの生徒数1.9人佐賀県。因みに神奈川県は8.0人で最下位。

佐賀県でICT導入・普及を先導したのが廉宗淳氏(当時 佐賀県情報企画監)。教育関連以外でも自治体の基幹システム構築に初めて国外企業を採用、全国に衝撃を与えた。(ご参考まで、インタビュー記事はこちら

現在、私が在学中の明治大学公共政策大学院にて講座「E-ガバメント」を開講。私も先進実例等いろいろ学ばせていただき、韓国の視察旅行も直接案内いただきました。さらに、先日はIT導入の具体的な農業ビジネスの勉強と相談に同氏が経営する会社にもお邪魔してきました。

同氏が強調するのは、コンピューターにしても電子黒板にしても、まず重要なのは教える側への教育・研修。使いこなせなければ無意味であり、十分に時間をかける必要があるとの考えです。

いただいたこの貴重なご縁を大切にし、今後も様々学ばせていただきたいと思います。