次年度の小田急開成駅への快速急行・急行停車(現時点では計画)を受け、乗降客数は自然体でも増えると思いますが、この機を逃すことなく”増やす”ための取り組みが必要だと考えます。
そして、定住人口や交流人口の増加へ確実に結び付け、中長期的には”小田原市北部や大井町東部などを含めた開成駅圏”や、”足柄地域のコンパクトシティ”を形成していくべき流れにあると思います。
乗降客数を”増やす”には、送迎、パーク&ライド(駅まで車・バイク・自転車で来て通勤通学)の受け入れ態勢・許容量の充実が不可欠です。現在でも、駅の西口ロータリーは、特に雨の日は、送迎の車でかなり混雑します。現状のままですと、混雑が増し、急行停車の利便性を十分に活かしきれない可能性が高いです。
”増やす”ためのもう一つの視点が”バスの発着拠点”としての機能です。先日、開成駅で”ハイキングツアー”のチラシを発見しました。箱根登山バスさん主催の企画で、開成駅が静岡県裾野市や焼津市や山梨県山梨市に向けたバスツアーの発着場所となっておりました。(7時出発、16~17時台戻り)
他にリゾートホテル”エクシブ山中湖”や南足柄市の日帰り温泉”おんり~ゆ~”、企業では富士フイルムさん以外にも、トオカツフーズさんなど複数社が利用者と従業員の方々の送迎バスの発着拠点として利用しております。
新松田駅前のスペースに限りがあることから、今後、現在同駅を利用している近隣企業や観光施設などが開成町へのシフトを検討される可能性は十分にあると思います。
開成駅の西口のみならず東口も、ロータリーの再整備や駅周辺の駐停車スペースの拡充が急務だと思います。駅前通りの開発とセットで進める方がより望ましいことから、時間とコストを要するものと思いますが、住民の皆さんや地権者の方々を交えて意見交換を行い、もちろん小田急さんはじめ関連する企業とも密接にコンタクトしつつ(先日の議会で『小田急さんとしても、実際に急行が停まるようになってからでないと具体的には進められないところがある』との主旨の答弁があり、各方面の事情を調整した上での対応になると承知はしておりますが)構想を練り始めるのに早過ぎることはないと思います。