”官民連携と地域連携で実現する地方創生”と題するフォーラム(日経新聞主催)に参加してきました。
◎セッション1:地方創生の新潮流~官民連携による新たな地域づくり~
○長野県飯田市 牧野市長
・学輪IIDA。52もの大学と連携しネットワークを構成、共創の場を創出し、地域持続可能性を追求中。(くわしくはこちら)
・高校卒業時に市外に出る人たちをいかに呼び戻せるかがカギ。高校生までに地元を知り、郷土愛を育むための公民館までの交流行事を5年前に開始。高校生自らが空き家対策を打ち出したり、地元の伝統工芸品である水引の産業振興策を提言するなど期待以上の展開。
・市と自治会はボトムアップに関係に。17自治会/20で各自治会の基本構想を策定。当事者意識が向上中。
※感想:人口10万の産業集積もなされている市であり、開成町と直接比較はできないが、大学との連携、若い人への郷土教育、住民参加・当事者意識の創出は私も非常に重要と考える取り組み、参考にしたい。
○習志野市からのインフラ更新計画の事例紹介
○美瑛町とYahooとの連携事例の紹介 等
感想:美瑛町の廃校をYahooの研修所に転用し、地元の課題解決にも取り組んでいるとのこと。敢えて北海道にした意味があるのだろうが、足柄の地においては”東京日帰り圏”を売りに似た取り組みは可能か。
○公共R不動産 馬場ディレクター
・官所有の不動産である沼津青年の家や南池袋公園などを、民が運営する事例紹介。
・佐賀市の官が空き家・空き店舗などを買い取り、民が運営する事例の紹介。
※感想:発送としてはとても興味深い。ただ、効果は設計やデザインなどのセンスに因るところ大と思われ、どこでもだれでも成功するものではなかろう。
○アイ・ケイ・ケイ 田中執行役員
・公的不動産の有効活用として結婚式場やレストランを運営。富山市や岡崎市など5自治体で実績。
・対象となり得るのは、人口30万人のマーケットにおいて、①駅から徒歩8分以内、600~1500坪、②駅から車で25分以内、1500~5000坪。
◎セッション2:地方創生の基盤となる奥羽・羽越新幹線の実現に向けて
○山形県 吉村知事他から、東京へのアクセス時間短縮、(九州新幹線の事例を引き合いに)東北地方が一体となった産業・観光振興の視点で”(本格)新幹線”の実現が強く求められました。
(”セッション3:スマート社会の創造と地方創生”については別途報告させていただきます)