大学院”地方共創と社会づくり”を受講。講師は元メガバンク系総研のコンサルタント、40年以上にわたり全国各地の地域おこしに直接関与された方。

140分×14回の授業の中で、先生が深く関与された長野県小布施町、大分県大山町(合併後 日田市)と岡山県真庭市を中心にその経緯や成功や失敗の分析等を学びました。

期末にあたり真庭市の事例に関し”持続可能な地域づくりの視点における真庭塾と真庭市の取り組みに関する考察”と何とも長いタイトルの課題で簡単なレポートを作成しました。

それぞれ地域おこしが(一旦)成功したポイントは挙げればきりがない。しかも、それぞれの特徴が、小布施:景観と文化、大山町:梅ブランド、真庭:木質バイオマスと異なることから単純比較はできないが、小布施と真庭は1.自立と利他の精神の強さ、2.民間主導と住民参加、小布施と大山町は際立ったリーダーシップの存在の点で共通、との理解。いずれもが結果が出るまでには10年、20年という長期間を要するということも同じ。

地域おこしとその持続性において最も重要と考えられるのは、民間主導と住民参加との印象です。行政主導でもうまく民間に引き継げればよいのですが、出発の時点で補助金頼みであったり、責任の所在が不明確であったりすることによって当事者意識が薄れてしまう恐れがありましょう。

住んでいる人が楽しくなければ持続しない、楽しんでいないところに外から人は来ない、来ても一時的との考えです。程度はさておきやはり住民が何らかの形で参加し、楽しむ仕組み・仕掛けが大事かなと思います。

課題レポート 真庭市