在学中の明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科の2018春学期、私にとっての最終学期が先週始まりました。卒業に必要な単位は既に取得済みで、あとはリサーチペーパー(卒論)を作成するだけですが、より多くの分野をより深く学ぶため、取得可能な講義数まで目一杯受講します。(ご参考まで研究科HPはこちら)
具体的には、今学期は社会企業活動(ビジネス活動を通じて社会課題の解決を図る取り組み)と自治体の国際化について初めて学びます。財政、危機管理、地方自治、E-ガバメントなどは、今後、居住する自治体にこの経験と教えを還元できるよう、それぞれの分野においてより広くより深くあらためて勉強します。
振り返れば、入学してからの1年半はアッと言う間でした。大学院の資料を集めまくるところから始め、退社のタイミングから判断して4月入学は無理となり、9月入学が可能な公共政策大学院(専門職大学院として文科省に認可されているのは全国で7大学だけ)に絞り、何となく母校ではつまらないとの思いがあり、早稲田と明治を受験。
前者は、受験の要件であった研究課題(財政問題と自治体の合併)の設定方法や研究手法について結構厳しく指摘を受け、”だからそれを学びに来たのです”との言葉は飲み込んだものの、特定分野の学者養成が主たる目的であるかの様な印象が強く、行政や政治・経済について広く学びたいとの私のニーズにマッチしていないと判断し、合格はしましたが、いくのはやめました。
一方、明治は学者先生と実務家先生がほどよくバランスし、自習スペース・図書館などの施設もかなり充実、電子的手続きや自宅学習のシステムが進んでいることも好印象、さらに面接してくださった3名の教授の人当たりの良い”雰囲気”が、理屈抜きで私に”よし、ここで2年間一生懸命勉強しよう!”と思わせ、即決しました。
志を同じくするものが少なくなく、刺激のある日々です。且つ、現職の議員さんや公務員さんが多く、時に先生からよりも多くを学ぶことができます。クラスメイトのみならず、先生方とのネットワークも構築でき、今後、相互にそれを活かせる可能性が十分にあると確信しております。あと実質3ケ月間、一層有意義なものになるよう努力します!