”小田急電鉄さんが秦野市で農業体験教室を開催”とのこと(4月24日付神静民報)。

記事によれば、自然環境をテーマにした親子体験イベント、田植えや農作業に取り組む。目的は小田急沿線の身近な自然を感じ、農業の役割や食育の大切さを親子で学んでもらうこと。古民家”緑水庵”で地元食材を使った昼食も味わう。藁の縄ないにも挑戦。参加費2000円、定員30組60名。
開成町はじめ多くの自治体で同様の取り組みがなされており、都会にお住いの方を中心に人気を博していると理解している。ただ、今回のポイントは小田急さんが主催すること。同社としても、複々線化の実現により都内や川崎市あたりの通勤・通学者の利便性・快適性を高めることに注力すると同時に、沿線にある別の魅力をアピールすることも重要と考えている証である。

南足柄市在住の岸さんが取り組んでいるIT活用の新型農業ビジネス(詳細は株式会社RootのHPから)に関しても、京急さんがそのモデルを表彰(Keikyu Accelerator 2017 優秀賞。詳細はこちらから)。

鉄道業界には総じて同様のニーズがあるものと考えられ、一方、人口減少の問題を抱える自治体側には交流人口や定住人口を増やしたいとのニーズがある。”この両者による協働作業”は正に”Win-Win”であり、我が開成町においても将来を見据えれば、積極的に仕掛け、取り組むべき形であろう。