神奈川県は7/27付けで酒匂川水系 狩川・仙了川・要定川・洞川・川音川の洪水浸水想定区域とその規模(深さ)を更新しました。大井町金子の御殿場線をくぐるアンダーパスがこれまでのゼロから4.4mに見直されるなど、比較的大きな変更箇所もありました。

この洪水浸水想定区域図ですが、”平成21年までは「河川整備の目標とする降雨(計画規模)」を対象に作成。平成28年以降は平成27年の水防法の改正に伴い、「想定し得る最大規模の降雨(想定最大規模)」も対象に追加して作成されております”(詳しくはこちらの県ホームページから)。今回の酒匂川水系の各河川の想定見直しもこの措置に伴うものとされております。

さて、開成町のハザードマップは、酒匂川とこれら河川を対象とする想定等を踏まえて作成されると理解しております。
現在公表されているハザードマップは、平成21年3月に作成されたもので、想定雨量は酒匂川に関しては355mm/1日間とし、「河川整備の目標とする降雨(計画規模)」を前提としていると解釈されます。
酒匂川の洪水浸水想定区域図は、平成29年3月に”計画規模”を対象としたものが更新され、同時に”想定最大規模”を対象としたものが公表(更新?)されております。小田原市ではすでに”想定最大規模”である530mm/1日間を前提にハザードマップを更新しており、開成町においても、今回の酒匂川水系河川に関する更新も含め、同様の対応が求められるところです。

”計画規模”の雨量を軽視したり、警戒を怠ることになってしまってはいけませんが、”想定最大規模”の場合は浸水被害が想定される区域も広がり、被害の程度も拡大する可能性が高く、住民に適切な備えと心構えを促す必要があります。

これを機に?という訳でもないですが、前から気になっていたこと、自治会として公民館に備蓄している食糧(アルファ米とレトルトカレー、缶詰)を、現在置いてある1階の厨房から2階の倉庫に移すことにしました。

※酒匂川 計画規模 ※酒匂川 想定最大規模
※酒匂川水系  狩川・仙了川・要定川・洞川 計画規模
※酒匂川水系  狩川・仙了川・要定川・洞川 想定最大規模