8/20(月)、夕方の1時間だけですが、田んぼの稗取りをしました。

猛暑によるものともされますが、例年より稲の育ちが僅かながら早く、稗の方も遠慮なく成長してくれてます(苦笑)。除草剤などによる対策も可能ですが、我が家ではいまだに原始的な人力による作業で対応してます。農業により長い時間を割ける環境になったら、多くの課題に真剣に取り組んでみたいですが、今は前例踏襲に甘んじてます。
単純作業ではありますが、コツもあり、できるだけ生産性の高い作業効率をひとりで勝手に追い求めたり、”二宮尊徳さんは、初夏のナスに秋の味を感じ、冷夏→凶作を予感し、稗を播かせて飢饉を防いだんだなぁ・・・。現代に応用できる事例は何かなぁ?”なんてぼんやり考えてみたり、1時間程度なら楽しみ方もあります。

ふと気付くと、自転車で通りかかった小学校低学年くらいの少年が じぃ~っと私の作業を見てました。何か珍しい昆虫を採集しているように見えたのでしょうか?それとも稲作に興味が湧いたのでしょうか?次回同じ状況になったら聞いてみます。

いずれにせよ、農業・稲作は大変な作業ですねとつくづく感じます。今日は涼しい方でしたが、田んぼの野良仕事は”暑い時期”が中心になりますし、田んぼの中を歩くだけでも”体力”が必要になります。

高度経済成長とともに一次産業従事者が減少し、近年は少子高齢・人口減少の進行もあり、農家減少、後継者不足、放棄地増加などの問題に直面してます。農業のやり方(集団で営農・企業参入・観光農園化・市民農園化・オーナー制度化)、新たな手法(IT導入)、担い手の発掘、作物の転作、土地利用の多様化(ソーラーシェアリング)など、喫緊の課題として取り組んでいかなければなりません!と実感をもって感じた次第です。