【過去の活動のご報告です】

※昨日投稿しました熊本県人吉市でのボランティア活動の報告の続きになります。

“ごみ集積所“に行くのは初めてでした。工場誘致用地でしたが、広大な土地でした。廃棄物の種類ごとに車の導入路が分けられ、秩序だって運営されていました。我が町も町内もしくは近隣市町村において、その候補地をあらかじめ挙げておくことが不可欠だと思います。どこがどの程度被災するか予測できればそれにこしたことはありませんが、状況に応じて臨機応変に候補地から迅速に選択する手順を決めておくべきでしょう。また、ごみ集積以外に、避難場所の確保や支援物資の集積や配布拠点として、同時の被災が想定されない自治体との相互の支援協定も重要だと感じました。


最も衝撃を受けた被災場所は、氾濫した一級河川球磨川に流れ込む小さな支流がバックウォーター現象によって水位が10m近く上昇して床上まで浸水した現場・家屋でした。これは本当に“信じられない事態”でした。災害時は“最悪の事態を想定せよ”と教わりましたが、被災されたご家族も仰ってましたが、これぞ“想定外”だったに違いありません。


発災後3週間が経過していましたが、片付け・整理がまったく手付かずの独居の高齢者もおられました。助けを求める気力まで喪失されてしまったものと思われます。コロナ禍と被害が広域かつ甚大であったことから、支援の人手が全然足りておらず、被災者が日常を取り戻すには相当な時間がかかることは明らかでした。後ろ髪を引かれる思いで被災地をあとにしました。


実は、人吉市に向かう途中、岡山県真備町に寄っていきました。2018年7月の西日本豪雨により一級河川の高梁川水系の小田川が氾濫、死者61名、約17,000戸の住宅がした現場一帯を見て回りました。堤防の内側を流れる河川、所謂“内水”が決壊したことによる災害であり、高梁川と小田川の勾配の差にも因るバックウォーター現象が一因との見方もされています。


開成町で言えば、バックウォーター現象は想定されないと思いますが、川幅や深さが同じくらいの内水である要定川や仙了川が氾濫するイメージとなります。また、酒匂川においては、川音川との合流地点付近がバックウォーターのリスクがあるのでは、と思えます。

小田川は1970年代以降で6度の氾濫・浸水被害が発生しており、過去の教訓が生かされたとは言えず、行政の不備として国などに対して損害賠償を訴訟が起こされました。我が町でも状況は異なるものの、内水のリスクを認識する契機とすべき事例だと思います。