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11/25(木)、自治会のボランティア組織“おたがいさまネット中家村”の活動として、おひとり住まいの高齢者宅の草むしりをしました。依頼者は長らく体調を崩されているご様子で、夏に続いて今年2回目のご依頼でした。

5人で1時間強、作業させていただきました。夏は猛暑の中、コロナに警戒しつつ、3人で2時間でしたので、今回は物足りないくらいでした。

おたがいさまネット中家村

“おたがいさまネット中家村”は、自治会内で“お互いに助け合っていきましょう”との掛け声の下、2018年に発足、今年4年目を迎えました。発足時、自治会の会計担当副会長だった私は、初期費用を賄うための補助金の手当等で携わらせていただきました。

発起人である前々自治会長はじめ数名の方々が、先行事例である南足柄市岡本地区での取り組みを学びに行かれるなど、ご苦労されていたことを間近で見させていただきました。また、平塚市への視察にはサポーター登録をした多くの会員も同行させていただき、組織としての活動の機運が高まった記憶があります。

高齢化率の上昇

今後、中家村自治会はじめ町内のほとんどの自治会で高齢化率は高まり、おひとり住まいのご高齢者の数も増え、日常生活において助けを必要とするケースは間違いなく増加するでしょう。公的な支援により解決できるものもありますが、その対象外となる困りごとや、ほんのちょっとした“助けて“のニーズに、お互い様の気持ちで、隣り近所や自治会内の絆で応えようとするこの取り組み、素晴らしいです。助ける側のシニア層にとっても、活躍の場として生き甲斐となることもあるでしょう。

11/30に開催された勉強会(別途ご報告させていただきます)で、これまでの活動の報告がされました。過去3年間、利用件数は39件→49件→57件と少しずつではありますが増加。組織の存在や活動やゆっくりと根付いてきていると感じられます。

依頼内容は、毎年、ゴミ捨てと買い物が大半で合わせて90%。その他、網戸の張替え、自転車のパンク修理、草刈り・草むしりが1、2件ずつでした。

世帯として自治会に入っていても、実際に参加されるのはご主人か奥様のいずれかで、参加されない方は顔見知りが意外と少なかったり、自治会の活動内容を知らないことが多い、との指摘もされました。故に、助けての声を確実に届けてもらうために、この組織の存在や活動内容を伝える努力が大事である!との認識を共有しました。

ご参考までですが、利用は有料で、ゴミ出しは1回100円、その他のご依頼は1人・30分あたり200円です。サポーターも有償での活動となり、この利用料の一部が支給される仕組みです。


他の自治会での取り組みにつながったり、参考になれば好循環です。ただ、すべての自治会で同様の仕組みをばらばらに構築する必要もなく、連携や共同での取り組みもあり得ますし、むしろ効率的なのかもしれません。

助けてと言える社会に

“助けて”と言える社会を目指すこともまちづくりの一環だと思います。大学院で貧困問題について学んだり、多くの書籍を読みました。(防災面を含めて)地域の絆が重要であることは言うまでもありませんが、一方で同調圧力などからくる生き苦しさに対する抵抗感が強まっているのも事実です。自治会の加入率の低下の一因はそこにあると考えます。社会の変化に伴い、今後は“緩やかなつながり”がキーワードになるのではないでしょうか?皆様はいかがお考えでしょうか?

「生き心地の良い町~この自殺率の低さには理由がある~」(著者:岡 檀さん)、これまでに出会ったことの視点で、とても考えさせられる一冊でした。いずれご紹介したいと思います。



 

 

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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