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長谷部選手と鎌田選手が所属する独ブンデスリーガ”フランクフルト”が欧州を制しましたね!おめでとうございます㊗ チャンピオンズリーグも楽しみです。
さて、前回は前置きが長過ぎました、大変失礼しました。岩手県紫波町立図書館についてお伝えします。前回、既にお伝えしましたが、“こういう図書館が開成町にもあったらいいなぁ度”は9点です。☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2016年、Library of the Year 優秀賞を受賞をしています。公民連携事業で地域の活性化に貢献したあたりも評価されました。人口3万人強の町に、開館5年間で来館者300万人です!
複合施設ゆえの集客力
この図書館に関しては、図書館単体の魅力もさることながら、駅前という利便性の高いところにある“複合施設”の魅力による集客力があります。
保育園や学童保育施設、医療機関、複数の学習スペース、音楽スタジオ、飲食店、地場産スーパーなどが入居し、中高生の送迎も含め、そこに人が立ち寄り、留まる仕掛けが満載です。
それらの“集客力”に加え、パーク&ライドの通勤者用の駐車場やBBQやイベント開催の可能なエリアも整備され、ホテルやスポーツ施設利用者なども含め、人々が立ち寄り、集い、憩い、とどまる空間が創出され、相乗効果が発揮されています。
小規模自治体に見合った規模
紫波町の人口は約3.3万人。図書館は、自らが入居する前述の複合施設をはじめ、役場庁舎やバイオマス発電施設とバイオマスタウンなどへの熱供給システムなどエリア全体の開発事業「オガールプロジェクト」の一部分です。
同プロジェクトは半径30㎞に住む60万人を市場対象としているものの、図書館単体の延床面積は約1,600㎡と決して“広い!”とは言えない、適度な規模かと思われます。
※HPへのリンクはこちらから
特徴と感想
・“ティーンズ向け“と”農業支援“のコーナーは質量ともに充実!
・斜めに配置された書架(一部だけですが)は見易い。
・“飲食可能”はユーザーフレンドリー。
・小中高生が参加する“図書館調べる学習コンクール”を定期的に開催。子どもたちと本をつなぐ仕掛けがある!
・絵本に出てくる料理を2階のキッチンスタジオで実際に作るイベントもあり、とのこと。
・「夜のとしょかん」を定期開催。閉館後のトークショウ。飲み物持ち込み自由。(開催事例のリンクはこちら)
・閲覧、学習スペースは2階に独立した学習室があるためか、広くはないです。
・隣接するホテル”オガールイン”の宿泊者は使用でき、ホテルのフロントで返却可です。
・最後にこれだけ充実したサービス、独自色のある図書館を直営で運営していることが凄いですね。主任司書の方は浦安市立図書館などで十分な経験を積まれた方ですが、地元の方ではありません。
小布施町と似ていますが、よそ者が”何だか面白そうな町”と感じ、実際に”活躍できる場所”がそこにあり、人と人がつながり、人が人を呼び寄せるみたいなところがある、と感じました。
やっぱり”ひと”ですね
見学中、職員さんや何と主任司書の方からお声かけいただきました、『何か分からないことがあれば聞いてください』といったとても親切な感じでした。
そういう教育を受けているというよりは、”そういう図書館にしていこう”とみなが自発的にそうされているように感じました。撮影許可の手続きをご教示いただいた上、いくつか質問をさせていただきました。
”やっぱり何事も人だなぁ”と感じました。どれだけ資本があり、ノウハウを持っていたとしても、それを活かすかどうかは人次第ですね。”また来よう”、って自然と思ってしまいます。実はこれが今回の視察で一番勉強になったことかもしれません。
#聞きます #やります #やり遂げます
先見と行動山神 ゆたか
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