図書館探訪記、昨年を中心に訪れた順番にお届けしています。開成町の参考になるものはあるか?あれば何が? 今回は東京都稲城市です。

稲城市立図書館 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

稲城市は人口約9万4千人、面積約18㎢。1970年代に多摩ニュータウン建設などで人口が約1万人から約5万人へ急増。その後も小田急線や京王線の沿線開発に伴い、今日まで一段と増加中。稲城の梨でも有名。

市立図書館は6館。配本所が2か所。ホームページはこちらから

今回は2006年にオープンした、中央図書館にお邪魔しました。訪れるきっかけとなったのは、“公立図書館としては全国で2番目にPFI方式を採用したこと”で、たびたび事例紹介されていたことです。(全国初は三重県桑名市立図書館)

年間50万人以上が利用される人気の施設でもあり(人口同規模区分の利用者数で約10年間、1位の座をキープ)、一度見ておこうと電車で向かいました。

特徴&感想

・南武線南多摩駅から徒歩7分。城山公園内にあり、みどり豊かな環境です。坂道のため、実際の距離以上に感じました 苦笑。

・まず、PFI方式について。BOT方式ということで、
①民間(NTTデータと熊谷組などによる特別目的会社)が建設して、
②民間が施設を保有しながら運営し、稲城市はそのサービスを購入、
③事業期間終了後に稲城市に所有権が移る方式です。

・総事業費は69億円。生涯学習やコミュニティ施設、ホールなどからなる複合施設でもあり、相応の金額になっていますが、VFM(Value for Money。従来方式とのコスト比較)は10%前後とされ、従来方式よりは1割ほど安価でできたことになります。

・人気の一因はIT技術の導入にあるとされます。ICタグや自動貸出機、24時間貸出ロッカー、無線LANなどです。
・そして、朝9時から夜8時まで、年間345日も開館していることも利用者が多い要因でしょう。

・蔵書36万冊。床面積3,485㎡からすれば、結構ゆとりのある施設と言えるかもしれません。
・ただ、閲覧席が100席、ソファーが36席、視聴用のブースが25席もあり、“滞在型”の造りです。私も1時間ほどパソコン開いて、宿題のレポート作成や読書をさせていただきました。落ち着いた雰囲気の中で、充実したひと時を過ごさせていただきました。

・面白い取り組みに「読書通帳」があります!子どもの活字離れへの対策として導入されたとのことですが、銀行の通帳のように、機会に差し込むと借りた本のデータが印字されるものです。市内在住・通園・通学の中学生以下に発行されています。“励み”になりそうです。

・こんなんあったらいいなぁ度は9点 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆。申し分ないですね。ただ、総事業費69億円は、小規模自治体ではなかなか手の届く代物ではないです。広域連携なら可能といった水準でしょう。

図書館探訪記、もう少しだけ続きます。

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先見と行動

山神 ゆたか

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