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図書館探訪記、昨年を中心に訪れた順番にお届けしています。今回は栃木県小山市立図書館と東京都瑞穂町立図書館についてご報告します。

小山市立中央図書館
☆☆☆☆☆☆☆

2018年にLibrary of the year 優秀賞を受賞!
“農業支援サービス事業”や“おやま地産地消ラーブラリー”など、地域に根差したサービスが充実していることや、海外を含めた積極的な情報発信が評価されました。

生涯学習を支援する図書館、生活に役立つ図書館、市民とともに歩む図書館、誰もが安心して使える図書館をモットーに掲げています。

さて、初めて訪れる街。予備知識として、人口約17万人、面積約172㎢。図書館は中央図書館以外に分館3館、図書室のある公民館が8つ、計12。本来であれば、すべてを見て初めてあれこれ語るべきところですが、限界あり。

特徴&感想

・中央図書館はJR小山駅から東へ1㎞、利便性を売りにした立地ではなく、公園に隣接して、静かで落ち着いた雰囲気。小山駅の反対側、西へ1㎞、市役所に隣接して小山分館があります。

・幅広い年齢層の方々で結構混んでました。雑誌を読む人、勉強している人、個室でパソコンに向かっている人などいろいろでしたが、居場所になっていることは確かとの印象でした。

・確かに、“農業支援”に相当注力していることが伝わってきました。農業支援コーナーの関連書籍の数も多く(紫波町も同程度に多かったですが)、しかも新しめの書籍に更新されていました。特産品コーナーも、市内在住者の利用が多いとは思われますが、来館者へしっかり情報発信する意図が見えました。

・また、農業に関する“相談事業”の窓口を図書館が担っていることも特徴的でした。話は少しそれますが、アメリカの図書館(少なくともニューヨークやシアトルなどでは)では今や、日本のハローワークと職業訓練所の機能をも有しており、職業の紹介と必要とされるスキル習得のプログラムを実施しています。日本の図書館も、“本”を軸としながらも、様々な情報発信や相談、教育の機能をも兼ね備えたものへと変化していく可能性がありそうです。

“このような図書館が開成町にもあったらいいなぁ度”は7点です。☆☆☆☆☆☆☆

ある意味非常に分かり易く、単純なのですが、地域の特色を前面に出し、住民のニーズに応えんとする姿勢が極めて明確である点はとても参考になりました。

東京都瑞穂町立図書館

2017年 Library of the Yearにて二次選考まで進出。“電脳化で仕掛ける図書館”として、“継続的に地域活性化に取り組んでいること”などが評価されました。

公立中学校と公立高校に至る途中の小高い丘の上に立地、駅からのアクセスは決してよくはありませんでした。

“レトロ”と称された建物も楽しみに訪れましたが、なんと?!建て替え中でした。事前確認を怠りました。仮設の移転先に行ってみましたが、参考になるものはありませんでした。

その移転先は大きなホール!の一室で、そのホールの横にはクレー舗装された300mトラックの競技場!人口3万人強の町でこの規模のインフラを有するとは、さすが東京都の自治体。ひがみではありませんが、やはり東京の自治体は単純に比較できません。

予定はくるいましたが、行き当たりばっかりで瑞穂町郷土資料館や、不便なところにあるものの、外国旅行者もわざわざ訪れる人気の天然温泉に行って、別の学び?を得て帰りました。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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