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図書館探訪記、昨年を中心に訪れた順番にお届けしています。開成町の参考になるものはあるか?あれば何が? 今回は福井県鯖江市と石川県白山市です。

福井県鯖江市立図書館 ☆☆☆☆☆☆☆☆

鯖江市と言えば?眼鏡の街。そして、市役所に“JK(女子高生)課”などユニークな取り組みで知られる自治体。人口7万人弱、面積は約85㎢。

特徴と印象

・まず、図書館を「文化の館」と称していること自体で、他とは違うワクワク感があります。

・2014年 Library of the yearで優秀賞を受賞。図書館友の会実行委員が自主的に運営する“鯖江ライブラリーカフェ”が当時で100回以上も定期開催されるなど、“市民がつくる図書館”の実践が評価されました。ライブラリーカフェは現在も存続、今月194回目を数えます。

※図書館HPはこちらから
※ライブラリーカフェへのリンクはこちらから

・県内初のクラウド型情報システムの導入や、市のオープンデータ政策との連携といった当時ではかなり先進的な取り組みが実践されていました!“学校図書館支援センター”を設置していることも特筆に値します。

・入館した第一印象は“閲覧席や学習スペースが非常に多い!”でした。閲覧席だけで150席もあります。他に児童閲覧室や、畳の部屋、くつろげるソファー席などがいたるところにありました。

・大文字本を多数配架。
・音声の出る本(“オーディオブック”と呼ぶのでしょうか)もあり。
・ビデオブースが8つあり。1台につき4名まで視聴可。私はこの機能、サービスのニーズは多少懐疑的です。

・トータルでは、ハード、ソフトともに「文化の館」と名乗るに相応しい内容だと感じました。“市民の主体的な活動”も一朝一夕では成し遂げられないものであり、深く調べてはいませんが、この地域において長年育まれた文化があるに相違ありません。

“あったらいいなぁ度”は8点です。☆☆☆☆☆☆☆☆

石川県白山市松任図書館 ☆☆☆☆☆☆☆☆

白山市の人口は約11万人、面積は約755㎢(神奈川県西部の2市8町635㎢よりも広いです)。

石川県を訪れたもうひとつの目的は、社会福祉法人佛子園の施設を見学することでした。(HPはこちらから)
具体的には、多くの障がい者が働く小松市の西圓寺(温泉とスポーツジム)と、日本版CCRC(※1)の代表例とされる金沢市のShare金沢(子ども向け自然学校や児童入所施設なども併設)をこの目で見るためでした。

詳細は割愛させていただきますが、障がいをお持ちの方が生き生きと働く姿とやり取りに暫し目を奪われました。CCRCは、日本ではまだ新しいタイプの生活スタイルと言えるのでしょうが、そこに子どもたちの声が響き渡る空間は私にとっては今まで出くわしたことのないものでした。

※CCRC=Continuing Care Retirement Community。高齢者が健康な段階で入所し、終身暮らすことができる生活共同体。

さて、図書館ですが、市立図書館は、1市2町5村が合併してできた市である歴史を踏まえ、図書館が4館と、分館が1館あります。

特徴と感想

・“子どもの読書“にとても注力しています。Library of the Year 2018において、”ライブラリアンシップ賞“を受賞したポイントもここにあります。学校図書館における市民との協働や図書館内におかれた学校支援センターによる強力な支援が、学校図書館の利用増加と授業における図書館活用に大きく貢献したとのことです。

具体的には、PTAと協力したビブリオバトルや、2,700点もの応募を集めた調べ学習コンクールの開催などが活性化につながったとされています。

・図書館の中を一通り見させていただいた限りでは、際立つ特徴や格別興味を覚えるものは、正直なところありませんでした。学校図書館活性化の活動が活発であることと、ハード面の施設の中身は無関係と言うことだと思います。

・“あったらいいなぁ度”は、活動内容などのソフト面を押し上げられ、8点です。☆☆☆☆☆☆☆☆。“市民参加や市民との協働が真に機能いていること”にも憧れをいだきます。

次回に続きます。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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