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図書館探訪記、訪れた順番にお届けしています。開成町の参考になるものはあるか?あれば何が? 今回は茨城県水戸市です。

水戸市立西部図書館 ☆☆☆☆☆☆☆☆

茨城県の県庁所在地である水戸市、人口 約27万人、面積 約217㎢。
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水戸市立の図書館は全部で6館。
・中央: 中心館。行度行政資料など。41万冊。
・東部: 児童・生徒向けに重点。11万冊。
西部中世ヨーロッパ風の建築。映画『図書館戦争』のロケ地。10万冊
・見和(ビジネス関連、大学生向け充実。9万冊)
・常澄(旧常澄村エリア。歴史関連充実。5万冊)
・内原(旧内原町エリア。5万冊)

今回はそのひとつ、西部図書館を訪ねました。

特徴&感想

・西部図書館を見に行くきっかけとなったのは、谷一文子さんの著書『これからの図書館』の中で、“巡るに値する建築作品”のひとつに挙げられていたことです。

“行きたくなる建物・場所や居心地の良い空間”であるために、設計やデザインがどこまで重要かは、意見の分かれるところかも知れません。費用の多寡にもよるところもあるでしょう。

いずれにしても、まずは一度見てみよう! 設計やデザイン、ひいては芸術に疎い自分がどう感じるか、ある意味楽しみでした。大学院の先輩が茨城県阿見町長に再選されたお祝いもあり、常陸の国に向かいました。折角の機会でしたので、帰りしなに初めて水戸偕楽園に寄りました。日本三名園を制覇できました。

・1992年開館。外観の第一印象は美術館? 綺麗≒美しかったです。30年が経過したとはまったく思えませんでした。

“中世ヨーロッパ風の円形ドーム型”で、図書館には見えないとてもユニークな形。館内を含め、異国の雰囲気。
・設計は、当時はまだ無名とされた新居千秋氏。著名な設計士による話題性を狙ったものではありません。1993年に吉田五十八賞を受賞。

・建物の周りは屋根付きの回廊で囲まれ、全体として中世の荘園をイメージしたとされます。
・雨模様だったこともあり、その回廊をランニングやウォーキングしている人がいました。図書館の周りを走る、あまり見かけない光景です。
・石川市民運動場が併設され、文化公園と位置付け。駐車スペースは92台分とかなり広い。市立中学校が隣接しており、生徒にとって利便性は最高。

・館内は、設計のコンセプト通り、“リビング”の様でした。明かりは若干暗め、落ち着いた雰囲気(晴れていれば、天井から光が差し込むようですが)。円形の壁づたいの書架とその内側の書架の間の空間は”書斎の本棚”のようでした。
・天井が13mと非常に高く、ホテルのロビーのような趣もあります。

・円形の壁に書架が配置される独特の造り。初めて訪れた私は、あまりのユニークさに“非日常”を感じましたが、通ううちに落ち着く居場所になりそうな予感もありました。

・1階は、円形の外側に視聴覚コーナーや児童開架室、会議室、創作室、雑誌コーナー、新聞コーナーなどがそれぞれ分かれた空間として配置。利用時間帯の異なる施設を分けることで、中央の閲覧室が通り抜け空間にならないよう工夫されているとのこと。

・2階は専門的な資料を収蔵。ソファ席が等間隔に配置され、背もたれと左右の仕切りが高く、個室に近い造り。

・こんな図書館あったらいいなぁ度は8点☆☆☆☆☆☆☆☆。美しく、建物周辺も含めた雰囲気はすばらしく、10点満点で12点をつける人もいそうです。ただ、町にひとつの図書館を想定すると、ちょっと独特すぎます。

水戸市のように6館のうちのひとつであれば、独自色を打ち出すことはむしろ歓迎され、市内の遠くからでも敢えてここに行きたいと思える施設・空間だと感じました。

図書館探訪記、あと2回でいったん終わりにしようと思います。
アクセスいただき、ありがとうございます。是非、開成町の図書館かくあるべし!といった声を寄せていただければ有難いです。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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