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3回目の今回は、岩手県紫波町立図書館についてお伝えします。
先に申し上げますと、“こういう図書館が開成町にあったらいいなぁ度”は9点です。小布施町のまちとしょテラソとはまた違った根拠ですが、強く憧れるという意味では同じです。
図書館の話の前に。紫波町に行くまでにちょっと寄り道した話をさせていただきます。流石に、遠路岩手県まで単なる往復ではもったいないのです。
道の駅「川場田園プラザ」
道の駅「川場田園プラザ」(群馬県川場村。HPはこちら)に行きました。
“道の駅 ランキング”で常に上位に名を連ねていたこともありますが、東京都世田谷区と“縁組協定”を交わし、“都市農村交流による地域振興”に取り組まれ、成功を収めていたことにも強い関心がありました。
本題から逸れるため、詳細は割愛させていただきますが、とにかく広大で多種多様な施設やお店が混在し、確かに“また、行きたくなるところ”でした。
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スイデンテラス
その後、山形県鶴岡市へ。目的は“スイデンテラス”に泊まるためです。
なぜスイデンテラスか?
まず、慶応大学と鶴岡市との間で交わされた“研究協活動や地域活性化等における協定“に興味を覚え、
その連携にもよる鶴岡サイエンスパークで創業し、人工クモ糸繊維で有名となったベンチャー企業”Spiber“の存在を知り、
同社に転職後、スイデンテラスなどの事業を立ち上げ、地域活性化にも取り組む山中大介氏の存在を知るにいたりました。
大人気のホテルに泊まることもさることながら、人口が減少し続ける当地で、山中氏がどのようなコンセプトで、具体的にどのような事業を展開しているのかこの目で見てみたい!との思いでした。
こちらも詳細は割愛させていただきますが、コロナ禍で打撃は受けているものの、それまでの高稼働率も納得のいく空間でした。農家のはしくれである私ですら、“非日常”を味わうことができました。ましてや都会の人々であれば、といったところです。お勧めです。
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紫波町 オガールプロジェクト
さらに前置きが長くなります。紫波町ですが、図書館に触れる前に“オガールプロジェクト”に言及しないわけにはいきません。
同プロジェクトは、JR紫波中央駅前の町有地10.7haを中心とした都市整備事業です。補助金に頼らず、町民や民間企業の意見を取り入れながら、民間企業が主体となって経営する公民連携事業としても有名です。住民説明会は2年間で町内を4巡、100回を超えたとのことです。
図書館を核とする複合施設には、保育園や学童保育施設、医療機関、複数の学習スペース、音楽スタジオ、飲食店、地場産スーパーなどが入居しています。
隣接する役場庁舎やホテル、パーク&ライドのための駐車場などを含め、人々が自ずと立ち寄り、集い、留まる仕掛けが満載です。
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と言うと、聞こえはいいですが、事業が進められた駅前町有地はバブル期に町が高値で購入したものの、バブル崩壊により手つかずのまま長らく放置され、“日本一高価な雪置き場”と揶揄された時代もありました。
当プロジェクトの立役者となった同町で建設業を営む岡崎氏(ただし自社にはいっさい発注せず!)が岩手県から通い、協定を締結し、官民連携事業を推進したのが東洋大学大学院公民連携専攻の部隊でした。私が同大院を選んだ理由のひとつがここにあります。
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申し訳ありません、図書館の話にまだ至っていませんが、今回はこのあたりまでとさせていただきます。次回に続きます。
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