北海道東川町の地域活性化の取り組み。いかにして、人口減少に歯止めをかけ、税収を増やすことができたのでしょうか?

遡ること50年前の1980年代、大分県に端を発した「一村一品運動」が全国的に拡がる中、東川町でも真剣に何をすべきか協議されました。

天人峡温泉などの観光振興に傾きそうになったようですが、“局地的な観光政策はダメ! 町全体が強い発信力を持ち、価値あるものに変革しなければ目的は達成されない”との意見に、“写真の文化”による町おこしを推進する道を選びました。

近視眼的にならず、ややもするとありきたりで、どこでもやっているようなことを選択しなかったことに先見性と独自性があったと感じます。

なぜ「写真」だったのか?

その理由は、
・東川町の強味・特徴として“自然環境に恵まれていること”(今風に言えば”ばえるスポット満載!”)

・“写真”の特性として、“あらゆる文化や行為に関わっていくことができること”、“普及率86%で多くの人が関わることができること”

・“期待できること”として、“町民の個性や創造性を引き出せること”、“コミュニケーション活動にも役立つこと”

・“写真界と写真業界があり、町の将来に大きな可能性を秘めていること”などだった、とのことです。

最後の点は、具体的にどのような可能性を想定していたのか不明ですが、結果として、写真業界の企業との長く、深いつながりが築かれ、まちづくりやふるさと納税などにおいて多大な貢献がなされました。

それでもなお、”地域活性化に「写真」を活かす”という発想になぜ至ったのか、ちょっと不思議というか、驚きです。何故なら、どこの自治体でも取り組み可能な題材であるからです。結果として成功したので、凄いとしか言いようがありません。

「写真による町おこし」具体的に何をやった?

・1985年「写真の町」を宣言
・1985年以降毎年「東川町国際写真フェスティバル」開催。(来場者約4万人/年)
・1989年「写真の町東川町文化ギャラリー」完成(来館者 約2万人/年)。
・1994年以降毎年 「全国高校写真選手権」開催(経済効果 累計2億円。リンクはこちら)予選参加校は初年度163校から2013年以降は500校以上まで増加。
・2015年以降毎年 「高校生国際交流フェスティバル」開催。(経済効果 累計0.1億円。21か国が参加。リンクはこちら

イベントの詳細は各サイトや書籍「東川町ものがたり」などを参照いただければと思います。いずれにしても”凄い!”と思われませんでしょうか?人口8千人の町でこれだけの事業。しかも、写真以外も凄い。。。想像できません。



言えることは、この“写真”により、町が間違いなく活性化し、定住人口や交流人口の増加の一因となったことは間違いないです。町民の町への愛着やプライドなどが強まったかどうかまでは不明ですが、国内外での知名度は確実に上がったことから、相応の誇りは感じられているものと思います。

“写真”に関しては、次回ご紹介するふるさと納税の使い道や、“写真”でつながった企業からの納税などイベント以外にも広範囲に関連してきます。

次回は、その他の取り組みをご紹介します。“攻める自治体”! ちょっと攻め過ぎ?と心配になるほどです。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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