図書館探訪記、訪れた順番にお届けしています。開成町の参考になるものはあるか?あれば何が? 今回は静岡県掛川市です。

掛川市

・まず、掛川市について。静岡県の西部・遠州に位置し、人口約11.4万人、面積約266㎢です。
2005年・平成17年、旧掛川市、大東町、大須賀町が対等合併して現在の掛川市に。国勢調査ベースの人口は2005年にピークを打ち、減少基調に。

・かつては掛川城を核とした城下町。
緑茶をはじめとする農業が主要産業のひとつ。荒茶の生産量は2004年頃まで全国1位。

全国で最初の「生涯学習宣言都市」(1979年)、小田原市生まれである二宮尊徳の報徳思想の普及団体「大日本報徳社」の本部があるまち、つま恋フェスの開催地、サッカーワールドカップの試合会場にもなったエコパスタジアムのあるまち(袋井市との市境)でもあります。

他にも様々な顔を持った自治体です。別途、ブログにて市の視察報告をさせていただきます。

・市立図書館は、合併前の自治体それぞれに、“中央図書館”、“大東図書館”、“大須賀図書館”の3館があります。今回、中央と大東の2館を訪れました。

掛川市立中央図書館

・ホームページはこちらから

特徴&感想

基本情報~
・蔵書規模約34万冊(うち開架約14万冊)
・延べ床面積4,672㎡人口比で県内トップクラス。確かに広いです!
・合併前の2001年6月にオープン。

・伝統的な和風瓦葺きの建築。掛川城や大日本報徳社など公園内の各施設との“調和”し、統一された景観。

・私自身最も関心のある閲覧席がとにかく多い!
大人用137席、窓際・壁に沿って配置された席や学習室があります。冬休み中とあって多くの中高生が机に向かっていました。幼児向けコーナーに子ども用41席あり。10畳ほどの畳敷きの小上がりもあり。

・人口比で県内トップクラスの広さに加えて、本棚が低めのため、余計に広く感じます。
・CDやDVDなど視聴覚資料が依然としてたくさんありました。(データでは17,000点)
館内で鑑賞できる視聴覚機材・ブースが数台ありましたが、コロナ対応につき利用不可。

・蔵書規模が開館時の約17万冊からほぼ倍増! 読み終えた書籍の寄贈受付の張り紙もあり、新規購入以外に相当数の寄附があると推測されます。

新幹線の駅誘致や東名高速のIC誘致、掛川城の木造天守閣再建が市民・企業の多額の寄附によって実現した歴史、全国に4つしかない“ステンドグラス美術館”や二の丸美術館も市内在住の実業家・篤志家による寄附によるものであり、報徳思想が普及し、寄附の文化が根付いたまちとの印象を強く受けました。歴史的経緯は異なれど、長野県小布施町との共通点です。

・特設コーナーは“ヤングアダルトコーナー”と“家康”。前者は成人式のタイミングに合わせたものでしょうか。後者は、ご当地とも関連が深い上、今年の大河ドラマ「どうする家康」の放映開始に合わせたものでしょう。二宮尊徳翁の常設コーナー等は見当たりませんでした。

移動図書館は合併前の昭和54年に開始!さすがは生涯学習宣言都市です。
3,000冊の本を積んで、域内の小学校と介護施設を月2回程度回っています。

・読み聞かせ会も対象を分けて4種類、月に1~2回定期開催中。
・PCの持ち込みは可ですが、Wi-Fiはありませんでした。
・飲み物は持ち込み可(蓋つきのみ?)。飲食可の休憩ラウンジあり(現在はコロナ対応で閉鎖中)

こんな図書館あったらいいなぁ度は9点☆☆☆☆☆☆☆☆☆です。まず、周辺を含めた雰囲気がとても良い! 城下町の核・掛川城のお膝元の閑静な地区、瓦葺きの落ち着いた佇まい、本を読んだり、勉強したりするのに最高の環境に思えました。

蔵書規模も申し分なし。駐車場や駐輪場も十分。あとはWi-Fiがあれば、といった感じです。


次回、同じく掛川市立の大東図書館についてお伝えします。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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