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図書館探訪記、昨年を中心に訪れた順番にお届けしています。開成町の参考になるものはあるか?あれば何が? 今回は千葉県八千代市です。
八千代市立図書館 ☆☆☆☆☆☆☆☆
千葉県八千代市は人口約20万人、面積約51㎢。住宅団地発祥の地とされるベッドタウンのまち。1967年の市制施行以来、人口増加中。
市内に図書館は5館。今回は2015年にオープンした“中央図書館”を見に行きました。
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託児サービス
この中央図書館を知り、見に行こうと決めたきっかけは、「無料の託児サービスが人気」との記事を目にしたことです。記事によれば、“週3日(火・水・土)の10時から14時まで、保育士3名が生後6か月以上の未就学児を、原則1時間程度預かる”、“事前の予約は不要。空いていれば延長も可”というサービスでした。
指定管理者である図書館流通センター主導のサービスで、市によるものではありません。同社は、法人向け保育サービス業の「明日香」を買収し、“図書館+託児“を展開中の模様。
因みに、指定管理料は年間約2.3億円、5年契約。これまでの直営方式から相当予算を切り詰めたとのこと。
特徴と印象
・延床面積は4,860㎡。開成町の新庁舎と同規模、羨ましいの一言。
・蔵書数は25万冊。
・閲覧席≒学習席が実に400席。うち自習用130,児童用60。
窓沿いや壁沿い、個室やグループ学習室などバラエティーに富み、個人のお好み・気分次第で選べる楽しみもありそう! いやぁ恐れ入ります。
・自動貸出機や洗書機も完備。
・点字本と太字本がそれぞれ約1,000冊、録音図書も約100冊と、千葉市や習志野市には及ばないものの、障がい者サービスも充実。
・来館者数はコロナ前は約31万人/年。2021年は開館日の減少等もあり、半分以下に。
・東葉高速線と京成本線の駅から徒歩10分、近いとは言えない距離。
・駐車場は1時間以降は有料。
・市民ギャラリーを併設、テラス席や屋内の喫茶スペースも広々とした空間。
周辺に市の総合グランドや野球場、体育館、スケートボードパークもあり、それぞれの目的で多くの市民が集まるエリア内に位置。
・こんなのあったらいいなぁ度は8点☆☆☆☆☆☆☆☆です!
まず、ロケーションがいいです。スポーツ施設や公園の緑もあり、新川が流れ、川沿いをランニング、ウォーキング、サイクリングする人々が行き交う、時の流れがゆるやかです。
そして、やはり最大の魅力は、学習スペースの多様性とその数。学生なら毎日来ちゃいそうです。
東京のベッドタウンであり、平均年齢45歳が示す通り、現役世代・子育て世代が多く、且つ増えているお土地柄ゆえ、託児サービスが人気であることはうなずけます。人口20万人にある5つの図書館のうちの1つであることふまえれば、指定管理者によるサービスであるとは言え、開成町でも決してできないことではありません。
またいいものを見させていただきました。ありがとうございました。
#聞きます #やります #やり遂げます
先見と行動山神 ゆたか
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