先週5月12日(金)、午前に湘南ベルマーレ 眞壁会長兼社長はじめ8名様、午後に湘南ベルマーレフットサルクラブ 佐藤社長はじめ5名様にご来庁いただきました。
あらためてですが、開成町は湘南ベルマーレのホームタウンのひとつであり(県下9市11町)、湘南ベルマーレフットサルクラブホームタウンのひとつです(県西3市8町)。
また、開成町水辺スポーツ公園は湘南ベルマーレの本拠地・レモンガススタジアム平塚を管理している湘南造園(株)に指定管理者制度の下で管理いただいております。
※“湘南ベルマーレ特集”が掲載された広報かいせい(2021年6月号)はこちらから
Jリーグ、Fリーグそれぞれの結果報告や戦力概況、今後の予定等々、サッカー話に花が咲きました。ただ、私がより強い関心を覚えたのは湘南ベルマーレフットサルクラブが「社会性」を重視したチーム方針を掲げ、活動を実践していることでした。
5年間の中長期ビジョンの中で、「競技性」ではプレーオフ出場→リーグ優勝→アジア王者、「事業性」では入場者数1.5万人/年間→3万人/年間の目標を掲げていま
した。ここまではいずれのチームも同様かと思いますが、「社会性」すなわち社会課題を解決するための活動にも目標を設定しているのは、プロスポーツ界広しと言えども異例なことではないでしょうか。
具体的には、社会課題を解決するためのプロジェクト数の目標を、10件→25件→40件→80件→160件と置き、初年度の昨年は目標の15件を見事に達成されました!
実践されたプロジェクトのひとつ、社会福祉法人一燈会さんと共同で取り組んだ「農業×福祉×スポーツ」のベルファーム事業が、スポーツ庁から“イノベーションリーグ大賞”を受賞しました!
※「イノベーションリーグ2022」の公式ウェブサイトはこちらから
他にも以下の取り組みを実践されています。
・販売を終了した商品(衣料品など)を児童養護施設等へ寄附
・災害備蓄用段ボールを有事の際の遊具として活用できる商品を共同設計
・小児がん支援のための啓蒙活動
・動物殺処分ゼロを目指した啓蒙活動と情報発信
・環境配慮型の事業を推進(キッチンカーが取り扱う食器・容器を環境配慮型に統一)
・障がいをかかえる方々のアート活動を支援
※湘南ベルマーレフットサルクラブが取り組むChance & Empowerment(スポーツを通じて、機会をつくり、チカラを引き出す、というミッション)の詳細はこちらから
これらのような社会課題の解決を目指す取り組みを、5年間に160件まで積み上げようとする意気込み!とても素晴らしいです。
自治体では、小田原市と南足柄市が包括連携協定を交わし、協働していく姿勢を示しています。私は従前から、多様化かつ複雑化する町民の皆さんの需要への対応に民間との連携は不可欠と考えており、社会課題の解決に向けた連携は殊更重要であると認識しています。
開成町においてもその連携の可能性を検討してみたいと思います。開成町ならでは課題を克服するために、クラブと協働作業を推進するもよし、クラブがこれまで既に実践されている民間企業との連携事業を開成町でも展開いただく形もよしです。協働・連携分野は高齢者福祉・障がい者福祉、農業、循環型社会、教育、スポーツ、健康などが想定されます。