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去る11/30(火)、自治会のボランティア団体“おたがいさまネット中家村”が主催する勉強会が開催されました。テーマは“介護保険について”。開成町福祉介護課から講師をお招きし、社協のご担当者も同席いただきました。
参加者は28名。現在、サポーター(助ける側の人)登録数が40名ほどとのことですので、平日の開催にしては、高い参加率でした。
まずは制度についておさらい
まず、介護保険制度の基本についてレクチャーいただき、身体介護と生活援助それぞれの内容、利用料金、生活援助において保険の対象外となる事例、そして介護保険指定訪問介護事業所と保険外サービスやボランティアとの比較・違いについてご説明いただきました。
私は5年前に介護職員初任者研修を修了した身でありますが、正直、多くのことを忘れてしまったことを自覚させられました、反省。ふと、“世の中には資格を有しているが働いていない保育士や看護師が何人いる”との報道がされますが、もちろん実務経験のない私と比較するのは失礼なことですが、退職後時間が経過すればするほど、自信がなくなってしまったり、逆に迷惑をかけてしまうのではと不安になったりする方が少なくないのでは?と頭によぎりました。
当事者意識が強い!
参加者の皆さんは、それぞれ自らがいずれの介護保険制度を利用する立場として、親や親類を介護する立場として、そして何よりおたがいさまネット中家村のサポーターとして自治会内でお困りの方を支援する立場として、真剣に話に耳を傾けてらっしゃいました。一通りのご説明をいただいた後の質疑応答で、質問が矢継ぎ早に連発したことに関心の高さがうかがわれた次第です。
“余談”の中で、開成町における介護保険の利用状況などのここ5年間のデータを教えていただきました。訪問介護事業における保険給付費は年々増加の一途ですが、高齢化・高齢人口の増加からほとんどの自治体が同様だと思われます。ひとりあたりの利用回数も増加傾向であること、人口当たりの事業所数は僅かながらも減少傾向であることは初めて知りました。故に、地域での支え合いの重要度が増している、とも解釈できました。
介護保険料については、少子高齢化・生産年齢人口の減少などにより、将来的に引き上げられる可能性が高いと示唆され、私も国家財政の危機的状況等も踏まえれば、そうならざると得ないと考えます。健康保険制度も公的年金制度も残念ながらまったく同様だと考えざるを得ません。
今回は“助け合い”をテーマとしましたが、支援や介護をできるだけ必要としない、または必要となる時期をできるだけ遅くなるようにするための取り組みの強化もますます大事になってきます。例えば、中家村公民館では毎週月曜日に皆さんが集って体操する場がありますが、最近は自治会外や町外からも参加者が増えていると聞いています。このような取り組みは健康寿命の伸長やフレイル対策に相当な効果があると思います。会ってお話するだけでも、心身の健康維持に役立つでしょう。住民の皆さんによるこのような活動をサポートし、ぜひとも広めていきたいです。
#聞きます #やります #やり遂げます
先見と行動山神 ゆたか
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