以前から気になっていることがあります。

非婚化についてです。集約すると2点になります。

結婚しないことのとらえ方

まず、現実の話として、非婚化が着実に進んでおり、生涯未婚率(=50歳時未婚率。2020年国勢調査)は男性25.7%、女性16.4%となっています。その率は今後さらに上昇すると予想されています。

気になっていることの1点目は、”結婚しないことはよくないことと捉える風潮が依然として強いこと”、この理解自体が合っているか分かりませんが、への違和感のようなものです。

我が国の場合は、少子化や人口減少という重大な問題を抱えていることがひとつの背景だと思います。生涯未婚率の上昇が急速なため、世の中がまだ追いついていないだけで、これから徐々に考え方等々が変わっていくのかもしれません(生涯未婚率 1990年 男性 5.6%、女性 4.3% → 2020年 25.7%、16.4%)

要は、LGBTQやジェンダー平等、ソーシャル・インクールーション(社会的包摂)の重要性が叫ばれ、多様性を受け入れる社会を目指す活動が活発化していることと比べると、対照的であり、昔と変わっていないと感じてしまいます。

男性の生涯未婚率25%

2点目は、男性の生涯未婚率が25.7%と、約5人に1人が非婚者である割には、国や基礎自治体の計画や政策の策定において、その視野というか、対象にあまり入っていないのでは、と感じることです。ひきこもりや8050問題などに関連して言及されることはあるものの、これだけの比率・数に至った今、ひとつのカテゴリーとしてもう少し注目されてよいという気がします。

例えば、地域コミュニティとの関わりや、非婚者の消費力や消費動向を踏まえた経済活性化の視点などにおいて、いい意味でもう少し注目されてよいのではと感じる次第です。

いずれにせよ、私の頭の中はほとんど整理できておらず、この話題に触れること自体がいまだタブー視されているように感じるのも事実です。ただ、世の中、当然だとは思うものの、政策的には子育て支援の充実が目立つ中で、これだけの比率と人数を有する非婚者(やお子さんがいないご夫婦)は納税者として、どのように思っているのだろう?と考えたりします。

荒川和久氏の著書を読んでみました

何かの答えを求めていたわけではありませんが、とりあえず“独身生活者研究の第一人者”である荒川和久氏の著書を3冊読んでみました。

『超ソロ社会「独身大国・日本」の衝撃』、『ソロエコノミーの襲来』、『結婚しない男たち~増え続ける未婚男性「ソロ男」のリアル』です。

荒川氏は、“ソロ”という表現にこだわり、主にソロ男を、ソロ女にソロ社会、ソロ文化などを研究されています。ご自身も独身です。

ソロ男の“消費“がひとつの研究テーマとなっている印象が強く、ソロ男の定義も、①20~50歳代の独身、②親と同居していない一人暮らし、③親に金銭的な依存をしていないなどの条件を満たしていること、としています。

主張としては、
「独身=結婚できない人」と見なしてしまう風潮や先入観を払拭し、「結婚できない」ではなく「結婚しない」という層がいることを認知すべき

結婚することが当たり前ではなくなった。生涯未婚率上昇の要因は、終身雇用制度と年功序列制度の崩壊で未来が見えなくなったこと、男女雇用機会均等法などに働く女性が増え、その意識が変化したこと、などを挙げています。

・そもそも、遺伝子的には男性が余る、20~50歳代では未婚男性は未婚女性より約200万人多いと指摘しています。

アラフィフ(46歳~54歳)の未婚者は、貧困にあえでいる男性と経済的に自立した女性が多い

・独身男性の消費力は旺盛。消費の単位が“群”から“個”へ移行中。単身世帯がマジョリティーになりつつあり、ますます増加の傾向。
核家族化が進み始めた1970年代にコンビニエンスストアの出店が加速したように、消費行動に応じて売り方も変わっていく

“若者”や“シニア”、20代30代という“年齢層”で括っていると実態を見失う、と警告を発しています。

とりとめのない話になってしまいました。まだまだもやもやしています。荒川氏以外の研究や意見にもアクセスしてみます。

ご意見等あれば是非お寄せください。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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