先を読めないのが人生。私の父は、専業農家の6人兄妹で唯一の男、祖父が足が悪かったこともあり、高校卒業後、家業=農業を継いだとのことです。かねがね息子には大学に行かせたいと言っていたそうです。

そんな父も、息子が大学に3つも行くとは想像だにしかなったでしょう。私自身もそのような人生プランはありませんでした。

私は決して大学に行くことを推奨しているわけではありません。”勉強したい”を思い、検討した結果、それが大学という機関だっただけ、と思っています。いろいろな生き方があってしかるべきです。

ただ、父の場合は、大学にいきたいとの希望はあったものの、親戚等からの反対もあり、断念したようです。田舎の長男の宿命を受け入れるには10年単位の年月が必要だったのでは、と推測します。

その3つ目の大学“東洋大学大学院”での学びも、先週金曜日に春学期が終了、早1年が経過しました。2年コースですが、選挙への準備を本格化させるため、このタイミングで退学することとしました。学位取得に必要な単位は未取得の状況ですが、元々それが目的ではなかったので、納得ずくです。

再就職から再挑戦の決意

少しだけ回顧させていただきます。前回選挙で敗北後、すべてをリセットするため、社会との関係を保つため、そして扶養家族を養うため、いったん社会人に戻りました。52歳での再就職活動は困難を極めましたが、幸い拾っていただける企業がありました。今でも心から感謝しています。

職をいただいた間は私なりに一生懸命働き、給料相応かは被雇用者が判断するものでありませんが、勤務先に最低限の貢献はできたと思います。そのまま元の金融業界で生きていく選択肢もありましたが、志を貫くべく、昨年6月退社の決意をしました。

なぜ東洋大?

前回の教訓を活かし、次回は“絶対に”負けないために、選挙までの約2年間をどう過ごすか? 政治塾、一新塾などの社会起業を含めた政策学校、そして大学院などをゼロベースで検討した結果、出した答えが“東洋大学大学院 経済学研究科 公民連携専攻”でした。

明治大公共政策大学院で政治・行政を幅広く学んだベースを踏まえ、“将来の自治体運営において重要となる分野を掘り下げて学べるところ”を基準にした結果でした。その分野とは“公民連携”をおいて他にないとの思いでした。

今後、人口減少が進み、国・地方いずれも財政的に厳しくなる見通しの下、自治体運営において、“民間活力”、具体的には民間企業の経験とノウハウ、資金調達力をいかに活かすかがますます重要になると確信しています。
その意味で、東洋大院公民連携専攻は、公民連携の成功事例とされる岩手県紫波町の“オガールプロジェクト”にアドバイザー的立場として深く関わり、同町職員の方々もこの大学院で学ばれたという“実績”が決め手となりました。

何を学んだ?

学校も会社もどこに属しているかではなく、何を学んだか、何ができるのか/できるようになったのかが大事!と3人の子どもたちに偉そうに言ってきました。おじさん学生の私も立場は同じ、何を学び、実際にどう活かすことができるのかが重要です。活かせなければ、いくつ大学に行っても意味がありません。

合計13講座を受講。公民連携に関する基本事項として法律、制度、国の方針、様々な分野での公民連携の手法などを習得しつつ、公民連携による地方創生やまちづくり、公民連携に果たす金融の役割など実例を交えつつ学びました。

外部講師として総務省や国交省、デジタル庁などのお役人や実務レベル担当者、首長、そして各分野(デジタル化、地方創生・活性化、地域商社等々)で実際に公民連携の事業に関わった民間人などのお話を伺い、刺激と多くの学びを得ました。デジタル化や地域商社など、是非とも今後の参考にさせていただきたい事例も多く、引き出しが増えました。

フィールドワーク・視察として鎌倉市や三浦市、埼玉県宮代町、川島町を訪問、市長やご担当者からそれぞれの取り組みや課題について直接お話も伺うことができました。

そして、具体的には今後の開成町や足柄上郡における、公共施設の更新・統廃合やインフラの老朽化対策、図書館などの公共事業の運営、高齢化や人口減少など社会課題の克服などにおいて、官民連携による効果的な事業展開のイメージができてきました。

PFI(※1)の導入やPFS(成果連動型民間委託契約。※2)など、全国的には今や新しいものではありませんが、小規模自治体でも広域連携を含めて取り組み可能な手法にもチャレンジしてみたいです。

そして、明治大院で出会った多くのクラスメイトや教授、さらには外部講師の方々とは今でも繋がっていますが、東洋大院での貴重な出会いも大切にさせていただきます。この人脈とネットワークを地元のために還元できて初めて、私自身への投資が回収できることになります。頑張ります!

※1 PFIとは : Private Finance Initiative。プライベート・ファイナンス・イニシアティブ。公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法。(内閣府のサイトへのリンクはこちら

※2 PFSとは : Pay For Success。ペイ・フォー・サクセス。
行政課題の解決に対応した成果指標を設定し、成果指標値の改善状況に連動して委託費等を支払うことにより、より高い成果の創出に向けたインセンティブを民間事業者に強く働かせることが可能となる、官民連携の手法。(内閣府のサイトへのリンクはこちら

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先見と行動

山神 ゆたか

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