9/20(木)、「Next Agri Project 2018 明日の日本の農業を語る活性化会議」(主催:マイナビ農業活性事業部)に参加してきました。生産者、農業関連企業、消費者が一堂に会し、農業の課題や展望に関する講演とパネルディスカッションを伺いました。
内容以前に、まずは登壇者がみな若い方ばかりであることに驚きました!!!農家・農業従事者の減少と高齢化、それらに伴う後継者・放棄地問題など課題が多いですが、“明日”を語るに相応しい若者らの前向きで明るい語りに、とても頼もしい気分になりました。彼らのように“やる気”のある若者たちが思う存分暴れることができるような環境を整えることが重要であるとあらためて感じました。

講演等で印象に残ったのは、
・農業に新規参入を検討する企業の7割は途中で断念する。低収益性の壁にぶち当たり、諦めるケースが多い。他のビジネスなら利益率の目標を10~20%に掲げるが、農業は現実的に3~4%、良くて7~8%、10%はいかない。

・マルシェを継続させる≒儲けるためのポイントは常連客をつくること。そのために、地元のお客と会話すること、できるだけ頻度を高く開催することが重要。
・都市農園は有望。スポーツ医学や教育などとの融合により潜在的な開拓余地は大きい。
・インバウンドへの対応としてオーガニック野菜やイスラム教徒向けのサービスなどが出遅れており、商機あり。
・楽天カード9000万人の消費動向データを翌年の作付種・面積などに活かしていきたい。
・地方の農業活性化においても関係人口の重要性が増す。地域おこし協力隊の若い女性の発想は非常に参考になる、活かさない手はない。
これまでもICT活用の先進農業ビジネス、高付加価値農産物(トマトやキウイ)の栽培と販売、ソーラーシェアリングなど、後継者や放棄地対策として導入の意義を主張してきました。引き続き、各方面からのお知恵や最新情報の収集に努め、実際に役立つものを見出していきたいです。