【過去の活動のご報告です】

今年の6月、岩手県紫波町を視察に訪れました。公民連携の実践事例”オガール”のまちづくりをこの目で見て、学ぶために。長年の念願がようやくかないました。(オガール ホームページはこちらから

オガールプロジェクトは、JR紫波中央駅前の町有地10.7haを中心とした都市整備事業。補助金に頼らず、町民や民間企業の意見を取り入れながら、公民連携で推進。住民説明会は2年間で町内を4巡、100回を超えたとのことです。国内唯一のバレーボール専用の体育館や岩手県のサッカーグランドの誘致にも成功するなど独自色も強く、人口3万余りの町に年100万人が訪れる注目すべき事業です。

駅前に図書館を軸にした複合施設が配置され、人々が集い、憩い、イベント開催も可能なゆとりのある空間が創出されています。複合施設には保育園や学童保育施設、医療機関、複数の学習スペース、音楽スタジオ、飲食店、地場産スーパーなどが入居。中高生の送迎も含め、そこに人が立ち寄り、留まる仕掛けが満載です。



県のサッカーグランドにバレー専用体育館は県内外からのリピーターで賑わい、宿泊施設は作りは非常に簡易ながら、合宿等を想定した複数人部屋も多く、コロナ前の稼働率は80%を超えていたとのこと。


パーク&ライド用を含めた駐車場も充実しており、車頼りの地方都市のニーズに対応。木質バイオマスの地域熱供給施設を備え、町役場と約60戸のエコ住宅にエネルギーを供給。SDGsという用語がまだ広まっていない当時から、すでにそれを先取りした格好。

図書館も大規模ではないものの中身は圧巻。特にティーンズ向けと農業支援のコーナーはその独自性に感動しました。書架を斜めに配置したり、飲食可能であったりとユーザーフレンドリーな工夫や、小中高生が参加する“図書館調べる学習コンクール”などを通して子どもたちと本をつなぐ仕掛けもとても参考になりました。


見学中、職員さんや何と主任司書の方からお声かけいただきました。撮影許可の手続きをご教示いただいた上、いくつか質問をさせていただきました。とても親切な方々で、やっぱり何事も人だなぁと感じました。どれだけ資本があり、ノウハウを知っていたとしても、それを活かすかどうかは人次第ですね。じつはこれが今回の視察で一番勉強になったことかもしれません。

帰りしな、ともに日本長期信用銀行で働いた縁のある階衆議院議員の看板を拝んで帰路につきました。