【過去の活動のご報告です】

今年の4月~7月、明治大学公共政策大学院の4講座を受講しました。各講座で提出したレポート等を開示させていただくことで、私の考え方等々をお伝えできればと思います。

受講した科目のひとつが貧困問題について学ぶ「公的扶助論」でした。当初は同じ教授の別の科目「地域福祉論」(生活困窮者以外にも障害者や高齢者、被災者、要支援・要介護者など社会的弱者に対する地域としての福祉を包括的に学ぶもの)を受けたかったのですが、曜日と時間帯が合わず断念しました。が、しかし、結果的に「公的扶助論」を受けたお陰で、貧困問題をより深刻に受け止め、その対策を真剣に考えさせられることとなりました。

岡部教授との出会い

そうなったのは他でもない講師の岡部教授のお陰です。社会保障審議会の福祉部会や生活保護基準部会の委員をはじめ数えきれないほどの公的な要職を歴任されてますが、一貫して弱者に寄り添いながら、貧困問題と闘ってらっしゃる方です。貧困撲滅を目指してぶれない信念をお持ちで、久しぶりに“本物”に出会った感じでした。

最初の授業で私が最初にした質問は「貧困問題をワイフワークとされたきっかけ、理由を教えてください」でした。授業内容はさておき、まずはその点を知りたいと思わせるほど“本気”が感じられました。

前置きが長くなりました。講義修了後に書いた自由課題のレポート(タイトル:貧困の連鎖を断ち切るために今なすべきこと)については、後日、報告させていただきます。

講義を受ける中で、貧困問題についてもっと知りたいとの欲望が芽生え、書籍を何冊か読みました。今回はそれらから得たものや感想をお伝えします。

「ヒーローを待っていても世界は変わらない」

(著者:湯浅誠さん(社会活動家、元内閣府参与) 
“貧困問題への取り組みが真に本格化しないのは、高度経済成長による社会の変化が一因”とし、具体的には“地域コミュニティがなくなり、会社コミュニティに替わったことと、経済成長によって貧困問題は解決済みとされ、ソーシャルワークが弱体化し軽視されるようになった”と指摘されていました。その様な視点でとらえたことがなかったため、目から鱗でした。そして、地域コミュニティの復活が貧困問題解決の一助になるはず、とも解釈でき、ヒントを得た気がしました。

“現実は複雑に繋がりあっており、弱く見える者を排除していく社会は結局、不活性化し、停滞する”とも指摘されていましたが、言葉が重すぎて上手く消化できませんでした。

「生き心地の良い町」

(著者:岡檀さん。慶応大学大学院准教授)
徳島県海部町の自殺率が低い理由を探る研究論文です。その要因は、①日本に多い農村型コミュニティとは異なり、林業が盛んで輸送拠点の河川沿いにある立地条件から、職人や商人などが移り住んできてまちができた歴史から、地縁血縁の薄いコミュニティであること、②古くから“病は市に出せ”との格言が言い伝えられ、“困ったことがあったら、何でも、早く、周りに言え(自分の弱みをさらけ出せ)”との教えがなされてきた土地柄であること、等と分析していました。

人の多様性を認める風土や人間関係が緩やかであることが、“生き心地の良さ”に結びついていると解釈され、ここにもひとつのヒントがあると感じました。

しかしながら、この地域は必ずしも共助の精神が強い町ではない、とされていたことで頭が混乱してしまいました。それでも、ひとつの結論としては“緩やかなつながり”がキーワードであることだけは確かな気がしました。

※次回に続きます。


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先見と行動

山神 ゆたか

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