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去る6月19日(日)、開成町議会6月定例会議が開催されました。傍聴できました一般質問の一部について、感想を交えて報告させていただきます。

井上慎司議員「子どもの健全な成長を守るため、今後のマスク着用生活について問う」

井上慎司議員は、“マスクの有効性と弊害について真剣に考えるべき。データ分析や根拠に基づく情報や子どもや保護者の声を聞いた上で今後の方針を決める必要がある”、“マスク着用が義務であるかのごとく扱われており、同調圧力となっていることも懸念される”と主張。ヒアリングの実施や幼稚園や学校での指導内容、マスク生活から解放される条件などについて問いました。

町側の答弁は、
・感染対策の重要性は変わっていない。国が示すマスク着用が不要である場面においても引き続き慎重に取り扱う。熱中症対策リスク対策も合わせて適切な指導を行う。

・熱中症対策については文科省のガイドラインに従う。外で遊ぶ際には、マスクを外すよう指導している。
暑さ指数である“WBGT”に則り、運営している。感染症対策と熱中症対策の両面でしっかりと運営していく。※WBGTとは?環境省のサイトはこちらから?

・マスク生活から解放されるのは、“収束宣言・安全宣言が出された時“となります。

感想

とても難しいテーマです。
個人的な見解としては、感染防止・感染拡大防止の観点から、厚労省のガイドラインに則り、マスク着用が推奨されるケースがあるのは承知していますし、自らも着用しています。そして、ひとりで自転車に乗り、人との距離が確保できる場合など、不要とされる状況では着用していません。

同じくガイドラインにもある通り、命のリスクも伴う熱中症にならないために、マスクを外すべき状況があるのも確かであり、外すべき時には外します。

一方、井上議員の主張される“マスク着用は義務ではない“のも事実、そして、後述しますが、同調圧力を懸念されていることには強く共感します。

厚労省のガイドラインは添付資料の通りです。子どもたちの年齢によっても、その主旨を“正しく”伝えるのは容易でないかもしれませんが、これに則って指導・運営されれば、常に着用しなければならないものではないことは分かってもらえるのではないか、と思います(現場にいないので勿論確証はありません)。
※厚労省「マスク着用について」はこちらから

“同調圧力“や“空気を読む“文化は、これまでの日本社会・経済を支えた側面はあると考えるものの、生きづらさにつながる裏腹な面もあります。私は前回選挙後、同調圧力、空気、日本人論と名の付く本を読み漁りました。(話すと長くなりますが)気持ちの整理をつけるために、結果的にそのような行動になりました。

言い訳っぽいですが、今回のマスクについては、健康や生命にも関わることから、この同調圧力を語るテーマとしては凡人の私には難しいと感じてしまいます。

ただ、“多様性の時代”がコロナ禍で加速し、“ダイバーシティ”なんていう用語も市民権を得た感もあり、世の中は確実に変化しています。ゆるやかかもしれませんが、その変化は今後もしばらくは続くと予想します。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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