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衝撃の事件でした。ご冥福をこころよりお祈りいたします。
いかなる理由があってもこのような蛮行は許されません。
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さて、去る6月19日(日)、開成町議会6月定例会議の一般質問を傍聴してまいりました。

日曜議会は、議員おひとりあたりの時間が30分と短いため、十分な質疑ができないケースもあります。一方で、ポイントを絞ることによって、簡潔で分かり易いやり取りとなることもあります(個人的な印象ですが)。ケースバイケースですね。

いずれにせよ、日曜日であれば傍聴もしくはオンラインで視聴できる方も少なくなく、実際にこの日は現役世代のご夫婦やお子様連れの方も傍聴されていました。託児サービスが提供されたことの効果もあったと思います。

午後は所用あり、すべては傍聴できませんでした。傍聴できた質問の一部を感想とともにお伝えします。

前田せつよ議員「ひとりに寄り添う新たな防災・減災の施策を」

「災害ケースマネジメント」

・前田議員は、「災害ケースマネジメント」の構築を求めました。

「災害ケースマネジメント」とは?被災者に寄り添い、保健師や弁護士、建築士らと連携して再建をサポートする仕組みです。
※NHKクローズアップ現代「災害ケースマネジメントとは?」」へのリンクはこちらから
※内閣府資料はこちらから

執行部の答弁は、
・発災時は、県と連携して、臨時相談窓口が開設される、
・県が各分野で専門家団体と締結している協定を活用する、とのことでした。

感想

・開成町が被災した際に、“県との連携”が真に、かつ迅速に図られることを確実にする必要があります。相談窓口は各町に開設される想定かもしれませんが、県の協定を活用するようなケースで、“県と士業団体と各町”がそれぞれ個別に相談業務全体をとり進めるのでしょうか?

・非常事態の下で、相当な混乱が予想される中で、効率も重視すべきであろうことから、足柄上郡など広域での取り組みになるのではないでしょうか? よって、足柄上郡5町での事前の対策協議を進めておくことが、より重要ではないかと考えます。

防災ヘルメット

・前田議員は、5年前に続いて再度、町が子どもに防災ヘルメットを支給する考えはないか?とも問いました。

執行部の答弁は、
・安全性、コスト、保護者の声などを確認の上、来年度予算において再度検討する、とのことでした。

感想

・防災頭巾と防災ヘルメット、どちらがよいのでしょうか?
まず、その前に、すべて公立学校が防災頭巾もしくはヘルメットを備蓄しているわけでもなく、文科省の調査によれば、太平洋側の都県は50%を超えているものの(中学校や高校も含めた割合)、中国地方や九州では10%未満の県もあるようです。

・開成町としては、津波や土砂災害のリスクは著しく低い一方で、地震(と水害)のリスクはあります。南海トラフ地震の発生確率は向こう30年間で70~80%とされています。よって、地震のリスクに対して命を守るための備えはしてもし過ぎることはなく、防災頭巾もしくはヘルメットの備えも不可欠です。

校舎内で上から物が落ちてくる可能性、避難もしくは下校時に余震等で屋根瓦や建物の一部が落ちてくる可能性、ブロック塀が倒れてくる可能性に対して、命を守るためです。

・頭巾 or ヘルメット。各家庭でご用意いただくか、町から補助もしくは支給するかの議論が必要ですが、収納方法、コストなどいくつかの視点から検討しなければならないでしょう。細かい点かもしれませんが、頭巾は防寒具やまくら代わりになることや着脱の容易性などのメリットもあり、ヘルメットは成長期の子どもたちにとってサイズ更新の頻度も低くなさそうです。

ただ、いずれにせよ、最終的に最も大事なのは“命を守ること“であり、その点では、検証は必要ですが、強度に勝るとされるヘルメットの方がベターではないかと考えられます。

皆さまはどうお考えになりますでしょうか?

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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よろしくお願いいたします。

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