アメリカで広域かつ大規模、そして季節外の竜巻が発生しました。地球温暖化に伴う気候変動によるものとも指摘されております。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
温暖化の影響、とても怖ろしいです。早急により現実的な対応を何とかしないといけないですね。日本でも最近地震が増えています。備えあれば憂いなし。

さて、先月、東洋大学大学院公民連携専攻の“リーダー論”の授業にて、岡山県新庄村の小倉村長より講義をいただきました。元気ハツラツの73歳!自らを“北島五郎”と称する大の演歌好き!その若さと明るさに大変刺激を受けました。

人口約900人、面積67㎢のうち山林が90%を占める村であり、環境が大きく異なることから参考となることがあるか?正直疑ってかかってましたが、深く反省。いくつかの大変興味深い取り組みをご紹介いただき、とてもよい学びとなりました。

<新庄村とは?>
岡山県の北西部、鳥取県に接する村。“日本で最も美しい村” に認定された(NPO法人「日本で最も美しい村」連合のホームページはこちらから)、自然豊かな村。明治」5年の村政施行以来、一度も合併せず、自主自立の村づくりを引き続き展開中です。


人口は876人。1,980年の約1,350人をピークに減少が続いていますが、2014年に「人口減少ストップ宣言」を出し、積極的な施策の下、その後は横ばい推移となっています。

代表的な観光スポットは“がいせん桜”。日露戦争での戦勝を記念して旧出雲街道沿いに植えられた132本のソメイヨシノ。春には桜並木のトンネルに多くの観光客が訪れるとのことです。

最近の話題は何といっても、いまだにコロナ感染者がゼロであること。ワクチンの集団接種をいち早く実施したことなどが功を奏した模様です。山間の超小規模自治体とは言え、“ゼロ“は驚くべきことです。(新庄村のホームページはこちらから

<2016年にテレワーク拠点開設>
そんな新庄村、定住促進や地元の雇用創出と地元経済の活性化のための事業を積極的に展開しており、参考にしてみたい事例が少なくとも3つありました。

まず、コワーキングスペース「咲蔵家」。コロナ禍を経て加速した働き方改革ですが、新庄村ではコロナ禍以前から移住・定住促進策として、テレワーク拠点と位置付けるコワーキングスペースを開設していました。先見の明のある先駆的な取り組みと言えます。古い蔵を改装した建物で、誰でも自由に利用できる休憩所、フリーWi-Fi完備です。実際に若い移住者を呼び込み、利用されているとのことです。

<古民家を改修した高級宿>
そして、2019年にオープンした宿泊施設「須貝邸」。築100年の古民家を改修したもので、1日2組限定。1泊3~4万円と決して安くない相場ですが、癒しとくつろぎが人気で予約は取り難いとのことでした。


<キュリオスクール( CURIO SCHOOL )>
3つ目はキュリオスクール。ご存知の方は教育通と言えるでしょう。
CURIO SCHOOLは、東京都目黒区に本社を構える企業名です。国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムに基づき、デザイン思考を取り入れた教室を小中学生対象に展開しています。

2016年、「新庄っ子人材育成事業」に伴い、同社との協働プロジェクトとして新庄村校を開校され、現在、週一回開催されています。デザイン思考とは、“日常生活におけるあらゆる問題に対し、イノベーションを起こすための創造手法”。同社は「村と連携し、一人ひとりの子どもと向き合いながら、地方から世界に羽ばたく人 材を育成して参ります」と意気込みを語っています。(同社ホームページはこちらから

<3セクによる運営>
最も興味を覚えたのは、これらの事業内容もさることながら、3つの事業をすべて、第3セクターである(一般社団法人)むらづくり新庄村が業務を受託し、運営していることです。この3セクは他にも村民向けのレンタルスペースなどの運営も担っており、キャッシュレス決済「エンペイ for 中国銀行」を導入するなど、先進的な展開を見せていることも注目に値します。

私はかねがね、公的な行政サービスを民間の資金やノウハウを活かす様々な手法において、3セクはいまだに有効な手法ではないか、と考えています。過去には責任の所在や役割分担の不明確さや、所謂ガバナンス機能の欠如により数多の失敗事例が積み上がった3セクではありますが、やり方次第だと思います。

勿論、各種手法には一長一短ありますが、現在多くの自治体で抱える課題、例えば買い物難民や高齢者の移動手段・コミュニティバス、自治会の負担、生活困窮者支援、そして地域活性化等々、3セクによる解決の道筋も探る価値があるとみてます。

#聞きます #やります #やり遂げます
先見と行動
山神 ゆたか

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