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新型コロナ新規感染者数、一昨日1/30は6日ぶりに増加が止まりましたが、全国で78,128人と依然として高水準です。特に10代以下への感染が広がっており、1/25までの1週間でみると感染者数、学校などでのクラスターの数がいずれも前週の2倍以上となっています。

文科省のガイドラインにも則り、学級閉鎖や休校も増えており、中にはガイドライよりも厳しめの運営をしている自治体もあるとの報道です。

子どもたちにとって、学びの機会を失わないためにも“双方向のオンライン授業”を受けられるか否かが一層重要となっています。

開成町立南小学校も臨時休校

開成町立南小学校では、児童2人が感染したとのことで、先週木曜日と金曜日、臨時の休校となりました。適切な判断だと思います。

ただ、今朝、登校の見守り時に子どもたちとあれこれいろいろ話す中で、『休校の時は宿題あった?ドリル学習?』などと聞いてみると、ふたりの子から『何もなかった』との返答でした。

全国の公立小中学校において、“自宅でのオンライン学習”の環境が整っているのは、昨年9月時点の文科省の調査では(双方向の授業が可能なのが)約25%、その後、今年1月半ばの日経新聞の記事によれば、67%(恐らく双方向以外を含むものと推測)とされています。

学び方が変わった

先日、地方活性化センター主催のセミナー「教育のデジタル改革を考える」に参加した際に最も印象に残った言葉は“学び方が変わった”でした。

今、個人的にはまっている落合陽一氏の著書に出てきたドイツのビスマルク元首相の言葉“愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”も同様に私に突き刺さりました。

自分が経験したこと、特に成功体験を元に良かれと思い込んでいても、社会はどんどん変わっていっていることをより真剣に、より敏感に対応していかなければならないことをあらためて感じました。

格差の拡大が心配です

双方向のオンライン授業が可能になっている学校がある一方で、まだ可能になっていない学校があることは、学びを等しく受ける機会がないということ、そして地域間の格差が生じる、もしくは拡大する恐れを意味すると思います。

さらに、今後、より環境が整っているとされる私立学校に児童・生徒が流れる可能性もあろうかと思います。これはいい悪いではないのですが、その選択肢の有無は保護者の収入や資産次第となりかねないリスクをはらみ、ひいては格差の拡大や貧困の連鎖をより根深いものにする恐れもあると考えられます。

自治体毎に財政的な問題や陣容の課題はあろうかと思います。それを何とか乗り越えて、未来を担う子どもたちのために力を尽くすことが大事だと思います。


#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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