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さて、本題ですが、日経新聞(2/10付け朝刊)の神奈川面に、川崎市武蔵小杉で毎月1回開催されている住民主導の学び舎“こすぎ大学”の活動が紹介されていました。

活動の詳細は後述しますが、住民がそこに集い、継続して開催されているポイントは“緩やかなつながり”にあると記事は分析しています。今後のまちづくりにおいて、どの自治体でも参考になる事例であると感じました。

こすぎの大学とは

ホームページから引用させていただくと(ホームページはこちらから)、こすぎの大学とは「大人から子どもまで、武蔵小杉に住まわれている方、勤められている方、地元が大好きな方たちが集まる、自由で広く楽しく学んでつながる、“学び舎”」です。2013年に誕生、今日まで活動が継続されています。

記事によれば、
・市内在住の個人が“小さな勉強会を始めよう”と思い立ったことが始まり。民間の住民が企画、運営。

・授業内容は、遺言書の書き方、医療情報、災害対策といった実用的なものから、手品、紙芝居、トイレの研究まで多種多様。

・毎月第二金曜日の夜に開催。市内外から講師を招き、毎回30歳代~50歳代を中心に30人ほどが集う。

・開催数はすでに100回を超えた(先週2/11に110回目を開催)。

24万人を超える中原区の人口からすれば、小さな規模ではありますが、コミュニティが形成され、根付いています。

講師は地元で活動・勤務している方が中心ですが、川崎市が“水源地域における交流事業の実施に関する協定”を締結している山北町の方も複数回にわたって務めてらっしゃいました。

”授業”の一環として、山北町の大野山の牧場にも来られてました!初めて知りましたが、水つながりでのとてもよい交流だと思います。

市と区がサポート

活動開始当初は、川崎市から“川崎市都市ブランド推進事業”に、中原区から“中原区市民提案型事業”にそれぞれ認定され、経費の助成がされていました。民間主導の活動を自治体が資金面でサポートした格好です。

ただ、参加は無料ではなく、都度、800円から1,000円の参加料が設定されています。講師料や場所代など、運営にはどうしてもお金がかかります。自治体からの助成にすべてを頼ることなく、参加者も負担する方が参加意識も芽生え、持続性が高まるというものではないでしょうか。

ただ、参加は無料ではなく、都度、800円から1,000円の参加料が設定されています。講師料や場所代など、運営にはどうしてもお金がかかります。自治体からの助成にすべてを頼ることなく、参加者も負担する方が参加意識も芽生え、持続性が高まるというものではないでしょうか。

緩やかなつながり

“大学”が8年以上も開校され続けている要因のひとつは“つながりが緩やかであること”と記事は分析しています。
より詳しく言うと、

・テーマが多様なこともあり、興味があるときだけ参加する、入り易く、抜けやすい緩さがある。

・行政や自治会が主導するものではなく、住民・民間が取り仕切っていることから義務感もない。

・個人の属性とは無関係の“関心”に基づくコミュニティであること、などが持続性につながっていると思われます。

開成町でも是非!

開成町はじめ各自治体は主に生涯学習の視点から各種のテーマで講座を開講しています。それはそれで、住民の求める情報の提供や学習意欲の受け皿、そして住民の交流の場としてとても意義のあることです。ましてや、人生100年時代が真に現実的になりつつあり、“人生のマルチステージ化”なる用語も聞かれる中で、特にシニア層にとってますます重要な場となってくるでしょう。

さらに、この“こすぎの大学”のように、個人や民間人が主導した活動も、“関心に基づく、縛りも同調圧力もない緩いつながり”として、様々なコミュニティの未来の方向性を示唆しているように思えます。

もちろん、地縁・血縁・仕事縁・子縁などにおいて、濃い人間関係の良さもあります。それらがバランスよく、上手く機能するような社会を目指して進んでいくべきかと思います。

開成町もしくは足柄地域でもこのような動きがあればいいなぁと願います。町には場の提供や、活動の助成などを通じたサポートが求められることになるでしょう。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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連絡先 :
090-1402-0005
yutakayamagamiyutaka.com