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アサヒビールさんが生産拠点の再編に伴い、南足柄工場の操業を停止するとのこと。雇用、税収等、地域経済へのダメージは相当大きいです。増収増益の予想の中でも、生産効率を上げるための決断。コロナ禍以前から国内のビールの消費量が減少し続けていることも影響しているのでしょう。

完全撤退か否かは不明ですが、企業誘致や跡地利用に地域の総力を挙げて乗り越えましょう!ピンチはチャンス!

さて、本題に戻りまして、先月、大学院のフィールドワークで鎌倉市を訪れました。松尾市長からの講義や、東大特任教授からの産官学民の連携で地域課題の克服を図る”鎌倉リビングラボ”の説明、まちの活性化プロジェクトを応援するコミュニティ“カマコン”への参加など、これ以上ない中身の濃い一日でした

さらに、これら以外に、面白法人カヤックの柳澤社長の話を伺う機会にも恵まれました。鎌倉市を中心に活動するマザーズ上場企業です。昨年上期、世界のアプリダウンロード数において、日本企業1位になる一方で、移住マッチングサービス“SMOUT”が全国750の自治体で導入されるなど、幅広く多様な事業で成長を続けています。

柳澤社長より『eスポーツの家庭教師事業も伸びている』との説明。“ゲームの家庭教師?”我が耳を疑いました。何がおきているのでしょうか、オジサンは既に乗り遅れてしまったようです。

eスポーツ

まず、eスポーツとは?ウィキペディアでは“コンピュータゲームをスポーツ競技として捉える際の名称”と定義しています。正直なところ、“ゲームをスポーツとして捉える“といった時点で違和感を覚えてしまいますが、ことはそんなこと言っている次元ではありませんでした。

なりたい職業 第2位! eスポーツ専門高校!

eスポーツの家庭教師ですが、カヤック社では“ゲームトレーナー”と呼んでいます。当然ニーズがあるからこそ供給があるわけです。

なんと驚くことに、“男子中学生が将来なりたい職業ランキング”において、1位のYouTuber(23%)に次いで、2位が“プロeスポーツプレーヤー(17%)”、さらに5位には“ゲーム実況者”がランクインしている事実を初めて知りました(ニュースリリースはこちらから

中学生自身や大人でもご存知の方にすれば、“何をいまさら“かもしれませんが、かなり驚いてしまいました。もう少し調べてみると、“eスポーツ専門の高校その名も”eスポーツ高等学院“(東京都渋谷区)がこの春、開校するではありませんか。

創立の主旨のひとつは、様々な事情のある子どもたちの多様性を受け入れ、伸ばすといったものもありそうですが、いずれにせよ、ここまでの事態に至っているとは知りませんでした。

カヤック社としても、ゲームトレーニングを“ゲームを通じて脳を鍛えたり、コミニケーション能力を高めるゲームの習い事”と位置付け、“ゲームを人生を豊かにするツールとして使ってほしい”と願い、“ゲーム×教育”という新しい道を切り拓くことを目指しています(ホームページはこちらから)。ちなみに、家庭教師の相場1時間あたり2,000円~3,000円とのことでした。

eスポーツ小田原の陣

そんな衝撃を受けた矢先、“eスポーツ小田原の陣~ぷよぷよ体験会~”なるものが開催されるとの知らせを受け、早速、見に行ってきました。小田原市としては観光事業の一環として、誘客に一役買えないかとの狙いがあるようです。

会場は密を避けるため、間隔を空けての着座でしたが、未就学児を含む親子ずれ50名ほどで満席でした。

私も学生時代は任天堂のファミスタ、その後もテトリスやコラムスなどにハマったことがありますが、そういう年代です。ゲームの内容自体は進化したものの、ゲームに集中し、興じるという点では今も昔も変わらないとの印象も受けました。

ゲームは日本を代表する産業でもあり、ここまで市民権を得た現実を直視すれば、小田原市のように観光事業等に活かせるツールのひとつである、との認識を新たにした次第です。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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