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昨日、3回目のワクチン接種券が届きました!できるだけ早く接種したいため、本日の午後、自衛隊東京大規模接種会場を予約しました。とりあえずホッとしてます。ちなみに、来週以降も平日は空枠がたくさんありました。

さて、神奈川新聞(2月28日付け)に、『地域防災、若者視点も』との記事が掲載されていました。逗子市のある自治会(1,300世帯)が、地元の私立中高一貫校と協力して、“若者向けの防災ハンドブック”を完成させたという内容でした。

学校側も防災教育の実践の場を探っていた、という背景に恵まれた感はあるものの、地域と若者の交流や具体的な成果は羨ましく、是非とも参考にさせていただきたい事例です。

ハンドブックは、“自然災害”や“防災”について、できるだけ分かり易く説明することによって、まずは関心を持ってもらおう、との狙いもあったようです。いずれにせよ、“地域と学校が課題を共有する試み”として意味があります。

中高生が助ける側に回ることも

自然災害に関しては、例えば、大地震は平日の日中、生徒たちが学校にいる間に突然起きる可能性があります。防災・減災のためには、地域と学校の間で事前からコミュニケーションをとり、子どもたちも命を守る行動を徹底することが第一です。その上で、場合によっては、中学生が地域の人々を救助する側に回る可能性があることをあらかじめ認識してもらうことも大事です。

遡ること約10年前、当時の自治会会長から『若者の自治会活動参加を促すアイディアはないか?』との相談を受けました。その後自治会内のボランティア団体“リンク中家村”のメンバーとなる有志で話し合い、まずは“夏休みに中学生による(消火栓を使用した)消火訓練”を実施することを決めました。

火災が日中に発生した場合、町内にいる可能性が高いのは中学生であり、初期消火の任を担ってもらう可能性が現実的にあることが着眼点でした。その後、9月の自治会全体の防災訓練にも参加してもらうような流れとなり、最終的に町内のすべての自治会で同様の措置がとられることとなりました。

地域の知り合い、つながり

町内の各自治会への加入率が低下傾向にあり、“地縁”が薄れつつあります。それでも、自然災害が発生した際、“救助・避難”、“防災・減災活動”における地域のつながりが大事であると、多くの方が認識されていると思います。

いざ、“どこに誰が住んでいるか”、“赤ちゃんやご高齢者がいるか”などを知らないと救助しようもありませんし、避難先で“初めまして”では、ストレスのある異常な状況下での生活や協力体制も覚束ないです。

自治会毎の“子ども会”が消滅してしまった今だからこそ、中高生を含む子どもたちとの協働作業、地域活動への参画の意義はより深いものがあります。災害列島日本に住む以上、防災・減災は格好のテーマだと思われます。

子ども目線の声を聞く

NHKで“千葉県八街市の小学生が、スマホのアプリで通学路を点検、地図で発表”と報じておりました。小学生たちが“子ども目線で”登下校ルート内の危険箇所を洗い出し、写真を撮って、地図にまとめた上で、全校児童に発表する内容でした。(報道サイトはこちらから

昨年、下校途中の交通事故で児童5人が死傷した悲しい出来事を繰り返さないためのものではありますが、大人の目線ではなく、“子ども目線”でチェックし直す試みは画期的です。

子ども目線での声、あらためて大事だなぁ、感じています。先日も、近所の公園に(マクドナルドやすき家でテイクアウトしたものの)ごみが散乱していた際、ごみを捨てさせないためや公園を清潔に保つためにどうすべきか?議論になりました。大人は誰がいつ頃捨てたか、おおよそ推測できてしまい、モラルの問題で片付けがちです。そして、状況が長年変わっていないことを知っているため、諦めがちです。その点、子どもたちが新鮮な目で見た方が、意外なヒントが与えられるかもしれません。

まとめにきて、話は若干逸れますが、まちづくりにおいても子どもたちの声を拾うべきです。例えば、図書館を新設もしくは拡充します!といった際に、どのような図書館が欲しいか?どのような図書館だったら行くか?など意見を聴く場を設けることが必須だと考えます。

国としても、県としても、県西地域としても人口減少局面に入った今、まちや地域への思い入れや愛着、プライドを育む上で、住民の総意・声なき声を拾うことはますます重要になります!

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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