3月20日(火)、木賃文化に関する勉強会?(主催者曰く”木賃文化を知る、話す、行動する夜”)に参加しました。平日の夜に、”日本橋”の街並みには不釣り合いな一見屋台村のようなスペースで(同”工事現場ですか?と聞かれることもある”とのこと 笑)、お酒を飲みながら、プレゼンを聞き、質疑応答したり、参加者同士で意見交換したりと非常に自由な雰囲気の会でした。この場合の木賃は木造賃貸住宅、とりわけ古く・設備は不十分・トイレは共同・風呂なしのような建築物を想定した用語、と理解。

豊島区上池袋で二棟の木賃アパートを活用して、活動と場所と人をつなぎ、ネットワークが広がっていくことを目指して活動中のかみいけ木賃文化ネットワークの方がゲスト。

・木賃やまちにあるものは、もっといろんな使い方がある。
アートプロジェクトに関わる人たちや、活動する場を持ちたい!と思う人たちがたくさんいる。
・「”地域とどう関わるか・地域でどんなことができるか?”」ここが考えていく必要がある。などのお話でした。
 20名ほどの参加者をグループ分けして、当該木賃アパートの前の公園で屋台を使って何ができるか?について正に自由闊達に意見交換しました。ブレインストーミングよろしく、奇抜なアイディアの応酬となり、頭が一時的に?大分柔らかくなった感じです。

自身初めてのタイプの集まりで、正直多少戸惑いましたが、”こういうのもあり!”ですね。”地域おこし”ありきで、”何ができるか?!”を机に向かって頭をひねるより、自由な雰囲気で”面白そうなこと、楽しそうなこと、人が集まりそうなこと”について思いつくままに相当突飛なものを含めてアイディアを寄せ合い、とりあえずやってみるといった軽いノリの方が適したケースもあるだろう。

当の木賃文化に関しては、空き家や空き地が増えていることは同じでも、場所が東京23区内と神奈川県西部地域では環境・事情が異なり過ぎるため、単純に参考にはできないところがある。開成町流へのアレンジはもちろん可能だろうが、今回の様にアートを軸にしたプロジェクトの場合は、その道に通じ、興味・志・熱意のある人に委ねることが肝要だろう。