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過日、『ふくし座談会』に出席しました。開成町社会福祉協会(“社協”)と自治会による共催、隔年で開催されている会合です。地域の課題を共有し、福祉活動における“自治”を実現し、福祉コミュニティーづくりが目的です。

先日、“フレイル予防”に関する話を伺った矢先でもあり、開成町において、健康寿命を伸ばすにはどうすればいいのか?あらためて考えさせられました。要介護認定率と相関関係に関する内閣府のデータも参考にして、探ってみました。

共助の重要性

援助を必要とする人(高齢者世帯、障がい者と家族、ひとり親世帯、子育て世帯など)に対して自治会など地域での支援の必要性&重要性がますます高まっている、との説明を受けました。
なぜでしょう?(以下、社協さんの資料・お言葉を引用させていただきます)

関係の希薄化

生活の都市化や核家族化が進み、ご近所での助け合いがなくなりつつある中で、生活基盤が不安定になったことをきっかけに地域社会から孤立するケースが増加しているため。

公的サービスの限界

在宅の場合は、専門機関が24時間対応し続けることはできないため、制度の谷間を住民によって埋める取り組みが求められているため。

いざという時、地域のつながりが力を発揮!

特に自然災害が発生した時など、いざという時は日頃からのつながり、近隣での助け合いが大きな力を発揮するため。

まさにおっしゃる通りだと思います。自治会の加入率は低下し、地域のつながりが薄くなっているのは確かですが、つながりの“重要性”自体はむしろ増している、ということです。

ただ、強いつながりやしがらみは生きづらさ、息苦しさにつながり、それはそれで問題です。よって、“緩やかなつながり”をいかにして築いていくかが今後のテーマだと考えます。そして、同時に、災害発生時に、自分、家族そして近所の人が命を失わないための関係と体制を如何にして築くか、町はこのふたつの課題を克服するために知恵を絞り、試行錯誤を覚悟で実践していく必要があります

おたがいさまネット中家村

私の住む中家村自治会では、数年前に「おたがいさまネット中家村」という支援組織が発足しました。お独り住まいの高齢者などからの支援を求める声に対して、分野ごとにサポーター登録をした住民が助ける仕組みです。有料となりますが、ごみ出しや除草・剪定作業、網戸の張替え等々のニーズに対応しています。私もこれまでに3度、除草・剪定作業に参加しました。

お困りごとの解消のみならず、孤立化も未然に防ぎ、地域住民の間でのつながりや交流が生まれるという効果も小さくないです。

また、サポーターも高齢者が多いですが、体を動かし、社会参加することで健康増進、ひいてはフレイル対策にもつながります。一石三鳥です。

次回、健康寿命を伸ばすためにどのような策が有効か? 要介護認定率との相関がある項目に着目して考察してみます。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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