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横瀬町「“町民と語る会“」を見学
去る11月10日(木)、 埼玉県横瀬町の「令和4年度 町政懇談会“町民と語る会“」を見学させていただきました。
私自身、「#聞きます #やります #やり遂げます」をキャッチフレーズに掲げ、特に町民の皆さんの”身近な困りごと、課題、関心事“に耳を傾けることの重要性を認識しています。紙媒体やネットによる発信も大事ですが、一方通行になりがちです。パブリックコメントも関心が高く、声を発することができる極限られた方の声しか拾えません。
よって、(小規模の)“face to face”の懇談会の意義はネット中心の社会になっても重要であると考えます。そんな時、皮肉にも?facebookで“横瀬町 町民と語る会”の開催を知り、無理を承知で副町長に傍聴のお願いをしてみました。快諾でした!ありがとうございます!
横瀬町とは
同町は埼玉県西部の人口約8千人の自治体です。消滅可能性都市のひとつに数えられていますが、”日本一チャレンジする町”を掲げ、官民連携などで極めて先進的な取り組みを積極的に展開している自治体です。
民間企業などに対して、“まちづくりの実践や実証試験などができるチャレンジのフィールドを提供する「よこらぼ」”の取り組みは先駆的で、規模の大小を問わず、地域活性化や官民連携に積極的な全国の自治体の耳目を集めています。
※「よこらぼ」の詳細はこちらから
同町の富田町長と井上副町長とは、かつてともに日本長期信用銀行に勤務した間柄。以前から様々な情報交換やご指導をいただいております。今後も引き続きご縁いただき、願わくば様々な具体的連携に発展していくことを願っております。
会場は「Area898」
さて、「町民と語る会」の内容に入る前に会場について。
前々日の第1回目は500席を有する町民会館にて開催されましたが(19:00~20:30)、この日はオープン&フレンドリースペース「Area898」にて開かれました。
JAの直売所だった空きスペースを利活用したもので、町民と横瀬町に関わる人たちが交わる“交差点”です。“898”は“ヤクバ“を意味するようです😊
同じ空間に(株)LIFULLが運営するコワーキングスペース付きシェアレジデンス”LAC横瀬“(※1)があり、その名の通り”場所などに縛られない生き方を実践する方たち“が、失礼な言い方になってしまいますが、気ままに仕事・作業・交流されていました。何とも、オープン且つ私にとってはまだ非日常の独特な雰囲気のスペースでした。
こういった場所で開催するあたりに、町民のみならず町外の人ともオープンに語り、交流し、ともにまちづくりをしていきましょうというスタンスを感じました。実際に私なんかが町民の隣に普通に座って参加できることにも、そのスタンスが窺い知れます。
※1 LAC:Living Anywhere Commons
※LAC横瀬についてはこちらから
因みに、AREA898の隣には、(一社)タテノイトが展開する“NAZELAB”がこの7月にオープンしました。子どもたちにとって、”学校でも家でも塾でもない学びの場であり、放課後の居場所”との位置付けがメインかと思われますが、”大人にとっても自分らしくいられる場所であり、育ちの場”となることを目指している活動です。
課題の克服というと何とも堅苦しく、お役所的ですが、世の中の課題に正面から向き合い、それに対して民間の人々を巻き込みながらの具体的な行動の実践! さすがの一言です。
※NAZELABについてはこちらから
「なんでも相談室」
“町民と語る会”では町からいくつかの事業に関する状況報告がありました。今年の4月に始めた事業が「何でも相談室」です。“日常生活で抱えているお悩みについて、町民のみなさんの心がスッと軽くなるお手伝いをする”としています。
7か月間で寄せられた相談は53件。うち生活困窮に関するものが15件で最多、土地絡みの相談も多かったようです。
その中で、3件あった“複合的な相談内容”への対応が町にとってはキモの様に見受けられました。例としてヤングケアラーを挙げられましたが、単に貧困の問題にとどまらず、教育や介護の分野にも密接に絡む課題であり、その克服のために“関係機関の連携”を図っていく方針でした。縦割りの弊害も除去しつつ、町民の真の悩み事に正面から向き合う姿勢と具体的な行動、見習いたいです。
※横瀬町「何でも相談室」についてはこちらから
「まちの中心地つくり」に関する明確なビジョンと実践など、まだまだお伝えしたいことはありますが、またの機会とさせていただきます。早速、来週「横瀬町は本当に住み続けたい街なのか?~2年連続住み続けたい街ランクイン~トークセッション」に参加してきます。
#聞きます #やります #やり遂げます
先見と行動山神 ゆたか
お声をお寄せください
よろしくお願いいたします。
連絡先 :
090-1402-0005
yutaka@yamagamiyutaka.com