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去る9月6日(火)、開成町議会9月定例会議が開催されました。リアルで傍聴しました一般質問の一部について、感想を交えて報告させていただきます。
前田せつよ議員「公共施設の維持管理を問う」
前田議員は、町民センターの大規模修繕工事、学校体育館へのエアコン設置について質問されました。※録画映像はこちらから
町側の答弁は、
・町民センターは築35年が経過し、老朽化が進んでいる。建物の長寿命化を目的とした大規模修繕工事を、当初の予定から1年前倒しして、令和5年度に実施する方向で取り組んでいる。
具体的には、空調設備、昇降機、給排水設備の不具合を解消し、大会議室やトイレもこの機会に改修することも検討中。
・庁舎同様、環境に優しい公共建築物を目指す。工事費6億円のところ、ZEB関連の補助金を3億円見込んでいる。
・体育館への空調設備に関して、体育の授業は国が示すガイドラインに則り、暑さ指数WBGTが28度を超えた場合は中止し、他の教科に振り替えたり、比較的涼しい時間帯にずらして実施している。
体育館使用時には大型扇風機を利用している。空調設備の設置に関しては、災害時の避難所対策も含めて、次期総合計画での位置付けを検討していく。
感想
・町民センターの大規模修繕工事が1年前倒しされる理由はいくつかあろうかと思いますが、老朽化が想定よりも早く進んでいることが最大の要因と見受けられます。
道路や橋りょう、上下水道施設、地域集会施設、町営住宅、学校施設等々、公共施設の老朽化対策はこれから本格化、極めて重要な課題です。
老朽化に対しては、公共施設等総合管理計画ならびに個別計画において策定されている通り、長寿命化が基本方針になると考えられます。釈迦に説法ではありますが、今回の町民センターのケースを含め、大規模修繕や建て替えの際には複合化の視点を合わせもって取り組むことが大事です。
今回はあくまで修繕であり、機能は現行のままのようですが、新庁舎と町民センターのスペースをできるだけ有効に活用する視点を持つべきかと思います。例えば、町民センターから庁舎へ移せる機能はないか? 仮に町民センターに空きスペースが想定されるのであれば、シルバー人材センターの事務所や現時点ではまだ突飛な話に聞こえるでしょうが、下延沢自治会館を移転する可能性なども検討だけでもすべきかと考えます。
・また、特に今回の前田議員の質問においては、町の最上位計画である“総合計画”での位置付けに言及される質疑が多かったです。総合計画がいかに重要であるか、あらためて認識した次第です。
その総合計画ですが、これまでは期間12年間で策定されてきましたが、対象期間の短縮が望ましいのでは、と考えています。理由はシンプルに社会環境の変化が速く激しいからです。コロナ禍以前から(私にとっては明治大学大学院に通っていた5年前から)そう感じていたところに、コロナ禍で変化が加速し、今後も先を見通すことがこれまで以上に容易でない世の中になるものと考えます。
次回に続きます。
次回に続きます。
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先見と行動山神 ゆたか
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