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忍び寄る第8波・・・。行動制限なしに加え旅行支援、水際対策緩和もあり、想定されたものとも言えましょう。With コロナで乗り切っていくしかありません!

それにしても、スペイン風邪も約3年で収束したとされるものの、コロナはまだその気配なし。様々なものが進化しているはずですが、なぜでしょう?医学的な見地以外にもその要因があるのでしょうか?

さて、本題に戻りまして、今年に入って、地元足柄上郡の町の首長選挙が相次いで実施されました。選挙結果に関するコメントは差し控えさせていただきますが、7月の山北町長選挙、先月10月の中井町町長選挙のいずれも投票率が一段と低下したことが気になっております。

昨年10月の衆院選では、「VOICE PROJECT」が注目されるなど、投票率は55.9%と、前回・前々回を上回り、若者の関心が今後も高まるのでは、との期待を抱かせる結果となりました。今年7月の参院選挙も52.1%と、前回よりも上昇し、国政選挙ではまだその流れが生きているようにも感じられました。

しかしながら、直近の足柄上郡の町の首長選挙や、先月行われた茅ヶ崎市長選挙の結果(34.7%←2018年 40.9%)を見る限りでは、明確な争点の有無など他の要因もありますし、コロナの影響も無視できませんが、基礎自治体の選挙では投票率低下の傾向が続いているようです。

投票率の推移

投票率の低下はことさら中井町と山北町に限った話ではなく、神奈川県西地域は、下表の通り、概ね総じて低下基調にあります。

シルバー民主主義という表現で揶揄される通り、高齢者の投票率は現役世代や若者よりも高いとされ、実際の数字もそれを証明しています(下表“衆議院議員総選挙における年代別投票率(総務省)”を参照ください)。

それでも、高齢化率の上昇と高齢者数の増加が続いているにも関わらず、全体の投票率が低下しているということは、高齢者の投票率も下がっていることを意味し、すなわち高齢者の関心も低下していることが示唆されます。

総務省資料より

参考までに、県西地域の自治体の高齢化率や平均年齢と投票率の関係を見てみましたが、高齢化率と平均年齢が最も高い山北町の投票率が最も高いものの、その他の市町では顕著な相関関係は確認されませんでした。要は、高齢者が多いから投票率が高いとは言い切れない状態となっています。

前掲の衆院選における年代別の投票率を見ても、若者の関心の低さは際立っていますが、全年代で低下傾向にあり、投票率の低下という課題を若者だけの課題とすることは最早適切ではなくなっていることが分かります。

次回、”投票率を上げるにはどうすればよいか?”、他の自治体の取り組みもご紹介しながら、あらためて考えてみます。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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