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おたがいさまネット中家村
私が住む中家村自治会にて、地域住民同士での助け合い活動を展開している有志団体「おたがいさまネット中家村」。
これまでも何度か採り上げさせていただきましたが、高齢者らからのゴミ出しやお買い物などの支援依頼に対して、事前に登録したサポーターが有料で対応するものです。2018年の活動開始から5年が経過しました。
利用件数が大幅増加
今年度の総会資料が届きました。依頼内容と件数は下表の通りですが、主に高齢化の進行により増えているであろうとの感覚はありましたが、予想以上でした。
利用件数は210件、昨年の倍、一昨年の4倍まで急増しました。ゴミ出しが全体の5割、買い物が4割を占めていますが、庭木の剪定・伐採も増えていました。私も草むしりや剪定のサポーター登録をしており、今年度は2回活動しました。
コロナ禍で外出や人との接触を避けたい思いが利用の増加につながった可能性はありそうですが、特にお独り住まいの高齢者からの需要が増加したものと思われます。
開成町の高齢化率
開成町の高齢化率は26.1%(2022年1月)。神奈川県の平均25.2%よりは高いですが、33市町村の中では27番目と若い町と言えます(横浜市25.0%、川崎市20.2%が平均を押し下げているのが実態です)。
※神奈川県市町村の高齢化率については、こちらの「開成町の概要」(24ページ)をご参照ください。
※神奈川県県西地域の高齢化率等については、こちらの「神奈川県令和4年度 県西地域の概況」をご参照ください。
中家村自治会の高齢化率の直近データは持ち合わせておりませんが、恐らく町と同程度と推測されます。そんな自治会において、この利用増加。他の自治会も推して知るべし、です。
実際に全14自治会中、5つの自治会にて同様の取り組みが始まっている、とのことです。全自治会で子ども会はなくなり、ほぼすべての自治会で3役や各部長、さらには民生委員や消防団員などの担い手が不足しているなど、地縁が薄まる一方の状況からすれば、5つもの自治会が支え合い活動を実践していることは非常に有難く、素晴らしいことだと思います。今後も相互に情報を交換しながら、活動が定着することを願います。
三方良し
「おたがいさまネット中家村」では、支える側も高齢の方が多いです。よって、この支え合い活動は、支える側の高齢者の健康増進にもつながり得ます。
また、介護保険などの公的支援を地域が肩代わりすることによる効果も期待できることから、町の社会保障関連費用の削減にも資することになります。
結果として、「支えられる人、支える人、町の三方にとって良し!」となります。町としても活動を全面的に支援するスタンスが肝要かと思います。
#聞きます #やります #やり遂げます
先見と行動山神 ゆたか
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よろしくお願いいたします。
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