目次
コロナ禍を経て、利用ニーズがさらに高まっている公園。今回のシリーズでは、開成町内の公園について、データを整理し、利用状況を確認します。
“少なくとも町民の皆さんが、できれば町外の方も、世代によって目的は違えど、開成町の公園を(より一層)利用していただくには、何ができるか?“との視点でみていきます。
今回は、開成町に13ある都市公園の最後となる“平中島公園”と、あじさいの里エリアにある農村公園をご紹介します。
開成町ホームページの公園情報へのリンクはこちらから
Ⅰ.都市公園
13.平中島(へいなかじま)公園
住所: 開成町宮台989、面積: 1,200㎡、供用開始: 平成27年
駐車場: なし、あずまや/パーゴラ: 1(ベンチ1)、ベンチ: 1基、
トイレ: なし、水道: なし、遊具: なし、砂場 なし
情報&感想
・西側は要定川、北川と東側は水田に囲まれた長閑な場所。
南側は、(株)KOWAKEさんの工場と富士フイルム先進研究所があり、田園風景とは異なります。
・春には要定川沿いのハルメキザクラ🌸が咲き誇り、お花見等を目的に訪れる方も少なくないです。表通りに面していないこともあり穴場かと思われます。入学式後その足で記念写真を撮る親子連れの姿も見られました!
・平中島という地名は江戸時代初期から親しまれてきた名称。昔、氾濫してあふれた土砂がたまり、少し小高い台地を形成していたと推察される、とのことです。
開成町の都市公園 まとめ
開成町の都市公園(※1)はこれまでご紹介した13公園になります。(県下の都市公園に関するデータはこちらから)
令和2年3月時点のデータでは、開成町の都市公園の総面積は3.2ha(32,000㎡)、町の面積の0.5%になります。
人口ひとりあたりの面積は1.77㎡。県下では大井町(0.28㎡)に次いで2番目に狭いです。(大井町は今年4月に、24,000㎡の“おおい中央公園”がオープンしましたが、ひとりあたりでは1.7㎡弱です。3番目に狭いのは真鶴町3.11㎡)
あくまで“都市公園”に限った数字であり、且つ開成町は東日本で一番小さい町である上、市街化区域が全体の約43%であるという事情がありますが、数字は“ひとりあたりの都市公園面積が狭い”ことを示しています。
ただ、今後、駅前通り線の整備・開通などを機に、開成駅周辺の機能や利便性が充実する中で、足柄地域のコンパクトシティ化する可能性は十分にあると考えられます。将来的に区域区分の見直しの可能性がある中で、都市公園が増える可能性も十分にあろうかと思います。秩序だった開発が期待され、そして望まれるところです。
※1:都市公園とは?
「都市公園法の第2条にて、要約すると、
1 地方公共団体が都市計画法に基づき定められた施設)として設置する公園又は緑地。
2 地方公共団体が都市計画区域内に設置する公園又は緑地。
3 国が一の都府県の区域を越えるような広域の見地から設置する都市計画施設であ
る公園又は緑地。
4 国が国家的な記念事業として、又は我が国固有の優れた文化的資産の保存及び活用
を図るため、閣議の決定を経て設置する都市公園施設である公園又は緑地。
と定義されています。
開成町の場合は、3と4は該当しませんので、1もしくは2で定義される公園となります。
Ⅱ.農村公園
まず、”農村公園”ですが、”農業集落居住者の憩いの場を提供する目的で造られた公園”と定義されます。
1.武永田(ぶえだ)水辺公園
住所: 開成町吉田島160-1、面積: 59㎡、供用開始: 昭和59年
駐車場: なし、あずまや/パーゴラ: なし、ベンチ: 3基、テーブル1+椅子あり、
トイレ: なし、水道: あり、遊具: なし
公園ボランティア:“内藤工建”さん
情報&感想
・田園風景の中、武永田用水沿いにある長閑な雰囲気の公園です。水と緑を味わえる格好の場所。
・開成町最大のイベント“あじさいまつり”のメインゲートからメイン会場であるあじさい公園への向かう途中にあります。ベンチもテーブルもありますので、ちょっと一息つくにはよい場所。
・藤田昭子さん制作の「水神の塔」が設置されています。偉大なる暴れ川酒匂川と地域を守った先人たちへの感謝を込めた開催された「酒匂川水神まつり」のモニュメントです。藤田昭子さんのプロフィールや活動内容はこちらから。
・私事で誠に申し訳ないのですが、「水神の塔」の説明看板に亡き父・山神輝の名前が残されていました。
2.上島(かみじま)農村公園
住所: 開成町吉田島1926、面積: 209㎡、供用開始: 昭和62年
駐車場: なし、あずまや/パーゴラ: 過去にはありましたが現在はなし、
ベンチ: 2基、トイレ: あり、水道: あり、遊具: なし
情報&感想
・ほ場整備に伴い計画された公園。農業従事者の疲れを癒す休憩所として設置。
・あじさいまつりの際にはイベント会場としても利用されています。今年は“猿まわし大道芸”の会場となり、多くの来場者で賑わっていました。
・老朽化のためでしょうか?あずまやは撤去され、ベンチも経年劣化が激しいと見受けられます。あじさいまつり以外に、日常の休憩所として利用いただくためには、ベンチ等の更新が必要かもしれません。
開成町の公園に望むことなど、ご意見もぜひお寄せください。よろしくお願いいたします。
次回に続きます。
#聞きます #やります #やり遂げます
先見と行動山神 ゆたか
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よろしくお願いいたします。
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