”データで見る開成町”シリーズ。開成町の”財政”についてお届けします。

”今”を見たいところですが、公式に最新のデータは令和元年度分(2019/4-2020/3)になります。

まずは財政規模から見ていきます。

歳入と歳出の規模

開成町の歳入や歳出の規模は、令和元年度は新庁舎建設に絡み過去最大の80億円台に乗せました。この特殊要因を除けば、ここ15年間程度を振り返ると、おおよそ40~50億円台であった規模が、人口増加等に伴い50~60億円台に拡大中です。令和4年度の予算案の規模は約67億円となっています。

平成21年度に70億円台まで膨らんだのは開成南小学校が新設されたことに因るものです。

<開成町の歳入・歳出規模 データ>
<開成町の歳入・歳出規模 グラフ>

近隣市町を見ると、小田原市は桁違いで800億円近いです。山北町は50億円台と人口比で見ると大きいですが、面積が広大であることが一因であると推測されます。交付税の算定においても面積は勘案されてます。

<小田原市、南足柄市、足柄上郡5町の歳入・歳出規模 データ>

一般財源と特定財源

財源の中身について見てみます。いくつかの分け方があると思いますが、一般財源と特定財源という分け方があります。

一般財源とは、地方税や地方交付税など、使い道が自由なお金です。その反対に使い道が特定されているのが特定財源です。国や県からの補助金などが該当します。

自治体の財政の余裕度・自由度を図る指標はいくつかありますが、“一般財源比率”もそのひとつです。年度によって振れはありますが、開成町はおおよそ50~60%で推移しています。全国の自治体平均が59.3%(令和元年度)であることから、概ね平均水準と言えます。

<開成町の一般財源額と一般財源率>

近隣市町では、中井町が70%台と、頭一つ抜け出しています。法人からの税収と事業用資産からの固定資産税が多いことが主因と見られます。

<小田原市、南足柄市、足柄上郡5町の一般財源額と一般財源比率>

自主財源と依存財源

自主財源と依存財源という分け方もあります。
自主財源は地方税など町が自主的に収入する財源、かたや依存財源は地方交付税など国や県かた交付される収入です。

“自主財源”とは具体的に、地方税、分担金・負担金、使用料、手数料、財産収入、寄附金、繰入金、繰越金・諸収入です。これらがどの程度あるかを見ることによって、”財政の力”が分かります。

近年、激増している“ふるさと納税”は“寄附金”として計上されます。実態としての真水の税収は経費を差し引く必要がありますが、ここではグロスで計上されます。

開成町はじめ近隣市町は60%前後が多いですが、中井町だけは70%を超えています。一方、松田町は若干低めです。前述の通り、法人からの税収と事業用資産からの固定資産税の額の差が影響していると考えられます。

<小田原市、南足柄市、足柄上郡5町の自主財源>

ふるさと納税を含む寄附額は、南足柄市が約27億円と格段に多いです。その約8割を占めるとされるアサヒビールさんの操業停止の影響が懸念されるところです。山北町が約7億円と比較的多く、小田原市をも凌いでいます。

ふるさと納税に関しては、それぞれの自治体が積極的か否かに因るところが大きく、外野がとやかく言う話ではありませんが、仮に、知名度の資源の豊富さで優る小田原市が本気でいけば相当な伸びしろがありそうに思えます。

ふるさと納税の総額と件数(総務省)

次回以降、財政力指数などについて確認してみます。
引き続きよろしくお願いいたします。

<開成町 阿波おどり>

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山神 ゆたか

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