ウクライナの被害状況を報じる映像、見るに堪えないです。そういう時代なのか、今回がそういう戦争なのか、戦地の様子がここまで生々しく、ほぼリアルタイムで明らかになると、心が痛みます。

さて、引き続き、3月議会の傍聴報告をさせていただきます。今回のテーマは”サイクリングコース”です。


「サイクリングコースの安全対策を問う」湯川洋治議員
湯川議員からは、“サイクリングコースは多くの方がそれぞれの目的で利用しているが、狭く、接触事故がおこりかねない。歩行者も自転車もすべて左側通行にするなど、一定のルールを設けるべき”、“草刈りの経費がかかり続けることも勘案し、拡幅すべき”との意見が出されました。

答弁は、
・拡幅は県の管理下にあった当時に要請したが、“物理的に困難”とされ却下された。
・ルールについては、道路法のしばりがあるため不可。

<感想>
拡幅については完全に同意します。勿論、費用対効果を見極める必要はありますが。

私も主にランニングでの利用者のひとりとして、“狭い”と感じています。特に夏は雑草の背が伸び、コース側に傾くため一層狭くなります。県が言うように、”物理的に困難なところ”も確かにありますが、可能なところの方が明らかに多いと思います。実際に、小田原市が管轄する栢山の富士道橋の北側は昨年?拡幅されました。

サイクリングブーム
健康志向と、密回避のアウトドア志向の高まりにウォーキングやランニング、そしてサイクリングする人が確実に増えています。中でもサイクリングは空前のブームが到来していると認識しています。国も“自転車活用推進計画”の下、“ナショナルサイクリングルート”を指定するなど積極的に推進しています。

貴重な観光資源
実は、私自身も昨年、東洋大院の講義において、“Withコロナで輝く交流型まちづくり”とのテーマでレポートを作成・発表した際に“サイクリングによる観光誘客や地域活性化”を採り上げました。

詳細は添付ファイルの通りですが、酒匂川サイクリングコースとは規模が大きく違いますが、ナショナルサイクリングルートに指定された各コースは、コロナ禍にも関わらず、いや恐らくはコロナ禍ゆえに、その利用者が増加しています。

“ニューノーマル”のひとつとして、自転車は通勤やレジャーを中心に需要はさらに強まり、より広く人気化するものを予想します。そして、各自治体は、自転車をネタに観光や健康増進の取り組みを増やしてくると見込まれます。

酒匂川サイクリングコースは開成町にとって“貴重な”観光資源です。利用しない手はありません。拡幅はできるところから少しずつ、効果や危険度の検証をしながらでもいいと思います。お金がないのであれば、労力だけはボランティアを募ってもいいと思います。住民による“道普請”の実例は栃木県高根沢町や長野県下條村などで今日も存在します。

草刈り作業の負担とコストと目的
草刈り作業草刈りは河原町自治会の団体やかすみ堤を守る会などが県からの委託を受けて一部区間を実施されている他、行政からの委託で専門業者が定期的に実施しています。後者は松の木の剪定や土手斜面の草刈りなど、コース両脇の草刈りの域を超えた作業をされています。

経費がいくらかかっているかは分かりませんが、作業を見る度に、ちょっと虚しくなります。何故なら、確かに見栄えは良くなるものの、刈ること自体が目的であり、刈ったのちに利用できる面積が広がるわけではないからです。

拡幅 → 町内外の利用者増加 → 町民の健康寿命伸長、関係人口の増加、“自転車の町かいせい”の知名度アップ、瀬戸屋敷などへの来訪者増加、とのシナリオを描けます。費用対効果は検証が必要ですが、見合うものと考えます。是非やってみたい!

次回に続きます。

#聞きます #やります #やり遂げます

先見と行動

山神 ゆたか

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